第35回日本シニアオープンゴルフ選手権競技
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【日本シニアオープン/3R】上位プレーヤー・トピックス ~古庄紀彦、増田伸洋、岩本高志~
2025年9月20日◇ 古庄紀彦 3位 11アンダー今日はピンチだらけでした。ティーショットがあまりよくなくて、朝イチも左にシュッと曲がって、2打目も出して、3打目もディボットだったんですけど、そこからうまくパーで上がれたのが、一番流れを逃がさず、集中を切らさずできたかなと思います。ティーショットは、左右ってワイパー状態でしたね(笑)。フェアウェイに行くとグリーン、チャンスにつけて。それでまたラフに入れたら、次は凌いでって感じでした。緊張は毎日感じています。やっぱり決勝ラウンドと言うことで力が入りました。ピンチが結構あったんですけど、パターがしのいでくれて。パッティングのおかげで、この位置で終えられました。来週、51歳です。そうですね。全然意識していなかったです(笑)。一打一打、集中してやるだけです。もちろん優勝を狙います。
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【日本シニアオープン/3R】歴代チャンピオン手嶋多一がスコアを6つ伸ばして4位浮上「良いプレッシャーでやりたい」
2025年9月20日2021年大会チャンピオンで、56歳の手嶋多一が第3ラウンドで66をマークし、通算10アンダーまで伸ばして4位タイに浮上。首位のスリロットとは4打差で逆転も狙える位置につけている。スタート1番ホールで試練が待ち受けていた。ティーショットが左の林へ入り、出すだけの状況に。出した後もグリーンには届かずになんとか4オン。2.5メートルのパットをなんとか沈めてまさかのダブルボギー発進。「プレッシャーで舞い上がっていたんでしょうね」と猛省する。なんとかイーブンに取り戻そうと気持ちも入り、2度のチップインを含み5番から3連続バーディ、そして8番でイーグルと流れを引き戻した。
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【日本シニアオープン/3R】首位14アンダーにスリロット、1打差マークセンとタイ選手が連日上位2枠を独占中
2025年9月20日「第35回日本シニアオープンゴルフ選手権」の第3ラウンドが9月20日に相模原ゴルフクラブ東コース(6,997ヤード/パー72)で開催され、予選ラウンドを通過した67名がシニアプレーヤー日本一のタイトルを目指してスタートを切った。首位スタートのタマヌーン・スリロットが5バーディ・1ボギーの68で回り、通算14アンダーにスコアを伸ばし連日首位で最終ラウンド迎える。首位とは1打差、2位13アンダーにプラヤド・マークセン、さらに2打差の3位に古庄紀彦が続く。ベストスコアの65で回った増田伸洋が4位タイに浮上している。
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【日本シニアオープン/3R】注目すべき熟練プレーヤー!決勝ラウンドに進出した最年長64歳"東聡"と62歳"久保勝美"
2025年9月20日予選通過した67名のうち、最年長は64歳の東聡、さらに2つ年下には久保勝美が62歳と60代が奮闘中だ。東聡は、8月の最終予選会でトップ通過を果たし、本戦出場資格を獲得。予選ラウンドは71-74と目標としていた“連日アンダーパー”とはならなかったが、決勝ラウンドに駒を進めた。最終予選会から15名が決勝ラウンドに進出を決めている。その中で東は第3ラウンドを70で回り、通算1アンダー28位と踏ん張りをみせる。
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【日本シニアオープン/2R】上位プレーヤー・トピックス ~海老根文博、太田祐一、岩本高志~
2025年9月19日◇ 太田祐一 3位T 7アンダーショットはあまりよくないんですよ。それでもセカンドが行ったところがラフが順目だったり、そこからグリーンを外したときも寄せやすいところを狙っていたので、ボギーをそんなに叩かないでプレーできたかなと思います。ショートアイアン、ウェッジ、パッティングでなんとかスコアを造ったかなという感じです。ラフに入っても縦も距離も長く使えるから、その方向にミスしたら行くように打っていましたね。今日はスコアはあんまり伸びないと思っていたんですけど、スリロットが10アンダーまでいきましたね。マークセンがトップと思っていましたが、追いかけるしかないですね。今回日本シニアオープン初出場で。シニアツアーの中で一番大きな試合という位置づけですが、意外とメンタルは落ち着いています。なんでしょうね、特に意識していないというか。目標は優勝とあるんですけど、それほど緊張していないです。こればっかりはやってみないとわからないんですが、精一杯やるだけ。緊張するかどうかわからないんですけど、上を目指していきたいと思います。
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【日本シニアオープン/2R】スリロットが唯一のノーボギーゲームで66をマークし10アンダー単独首位に
2025年9月19日「第35回日本シニアオープンゴルフ選手権」の第2ラウンドが9月19日に相模原ゴルフクラブ東コース(6,997ヤード/パー72)で開催され、4アンダー5位からスタートしたタマヌーン・スリロットが6バーディ・ボギーフリーの66で回り、通算10アンダーまでスコアを伸ばし単独首位。2位8アンダーにプラヤド・マークセン、3位7アンダーは若手シニアの海老根文博と太田祐一がつけている。148ストローク、4オーバー60位タイまでのプロ65名とアマチュア2名が決勝ラウンドに進出した。タマヌーン・スリロットは2019年に日本PGAの最終プロテストに合格し、2020年に入会を果たしたが、ちょうど新型コロナ感染拡大の影響を受け、来日は2023年に持ち越された。同年のシニアデビュー戦「日本プロゴルフシニア選手権」では初優勝という快挙で、見事なパフォーマンスを披露した。スリロットはパットの名手としてアジアンツアーでも有名な選手だという。昨年のシニアツアーではパーセーブ率ナンバーワン。今年はこれまで出場している全4戦でもパーセーブ率を2位とし、安定したゴルフが出来ているというお墨付きの選手である。それはスリロットがゴルフの腕を磨いたタイ地元のコースが海軍の保有するゴルフ場で、強い芝に対する瞬時の判断力がついたことにも起因しているといい、周囲は“動物的な感覚はピカイチ”とパッティング力を評価する。
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【日本シニアオープン/2R】プロ10年目の歴代チャンピオン寺西明は連日のアンダーパーで7位に浮上 「感謝しかありません」
2025年9月19日2020年大会のチャンピオン、寺西明(59)が3バーディ・1ボギーの70で回り、連日のアンダーで通算4アンダーとし7位に浮上。「ずっと我慢の続いたラウンドでした。調子は悪くないのですが、内容がいまいち」とぱっとしない様子。予選ラウンドでは2番目に難易度が高いのが12番パー4(458ヤード)。距離が長い上、難所はティーショット落としどころのフェアウェイ幅の約22ヤード。寺西はフェアウェイの真ん中にボールを置き、セカンドを5番アイアンで狙ったが、なんとグリーン手前の木に当ててしまい意気消沈。出場選手の半数がボギー以上のスコアだという難ホールで、寺西は唯一ボギーを叩いてしまったものの、アンダーにまとめて決勝ラウンドに進出を果たした。「ティーショットがいまいち…それだけなんです。パッティングはだいぶ自分の感じが戻りつつあります。今週から使っている新しいパターも馴染んできて、ここまで凌いでこられています」と前を向く。
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【日本シニアオープン/2R】4度のシニアオープン覇者・マークセンが4つ伸ばして2位浮上「最終組でプレーしているみたい」と楽々優勝争いへ
2025年9月19日大会初日の最高気温は35度で暑さが加わる厳しい戦いが強いられたが、第2ラウンドは最高気温25度と一気に気温が下がりコースには涼しい空気が漂った。午前組はプラヤド・マークセン(59)がスタートから連続でバーディを仕留め、前半は34でターン。後半ではパー3、パー5でそれぞれバーディを奪取し、終わってみれば68。グリーンを外さずにチャンスをつくったラウンドだったといい「昨日よりも良い状態でプレーできましたね」と白い歯をみせた。母国タイでは、日の出とともにプレーをする習慣が身についているというマークセンなので、朝早いスタートはエンジンのかかりが良いのである。
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【日本シニアオープン/1R】上位プレーヤー・トピックス ~ 海老根文博、渡部光洋、矢澤直樹、P・マークセン 、岩本高志、原辰徳~
2025年9月18日◇ 海老根文博 2位T 5アンダー ※QTファイナルトップ通過を果たし、レギュラーシニア両ツアーに参戦中今日はなんとかまとめることが出来ました。最終ホールはいろいろありました。右に突き抜けてしまい木の奥から出したんですけど、寄せきれなくてボギーになっちゃいましたが、まずますです。コースコンディションが素晴らしいです。ナショナルオープンは全然僕なんかはいつもぎりぎりのところでやっていますから、キャディさんと和気あいあいとやっています。今日はリカバリーのセカンドショットが良かったです。パターが入るとスコアまとまりますね。シニアは空気感がやはり違うんで(笑)いつも通りの感じではできないので、まわりをあまり見ないでやっています。いつボギー打ってもおかしくないので、毎回ショットは緊張しています。明日以降ですか?時の流れに身を任せて。
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【日本シニアオープン/1R】増田伸洋が4アンダー初日4位と好発進、全英シニア無念の棄権からカムバック!
2025年9月18日昨年の日本シニアオープンは、増田伸洋が研修生生活をしていた千葉カントリークラブでの開催ということもあり、古巣で恩返しVを狙ったが悔しい8位。続くイーグルポイントゴルフクラブ開催の日本プロゴルフシニア選手権では、シニアオープンのリベンジを果たし念願のビックタイトルを獲得。増田にとってはどちらの公式戦も所属していたコースでの開催で、熱い視線が注がれた戦いだった。増田は2024年シニアツアーで賞金ランキング5位という成績を残し、海外メジャーの全英シニアオープン出場資格(前年度賞金ランキング10位以内の上位2名)を獲得。世界の舞台で戦えることを心から楽しみにしていた。ところが「練習ラウンドでちょっと腰が痛いなって。パターを構えてみたら、右側が全部痛くなって、ああ…だめかもなって。フィットネスカーのドクターに調べてもらって、とりあえず痛み止めもらって1番ホールに不安な気持ちで向かって。2番はフェアウェイからチョロ打って。3番でもう歩くのもやっと。諦めました」と状況を振り返った。それは第1ラウンドが始まって間もなく、無念の大会棄権だった。
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【日本シニアオープン/1R】午後組は内田勝也が5アンダーで首位2打差2位と好スタートを切る
2025年9月18日「ティーショットも安定してフェアウェイを捉えることができました。ほとんどパーオンでバーディチャンスにつけられて。自分的には久しぶりになんかいいプレーができたかなという感じです」と晴れやかな表情でホールアウトした内田勝也(51)。初出場というシニアオープンの初日は前半3バーディ、後半も3バーディと順調にスコアを伸ばしていたが最終9番ホールでは、ティーショットを左に曲げてバンカーへ。あごに近いところで狙えず、ちょっと刻んだところで寄せられずボギーに。それでも終わってみれば67をマークし首位とは2打差の2位タイと好位置で、午後スタート組では堂々のトップだ。「ラフを警戒しながらやっていました。セカンドショットの難易度が一気に上がるので。だけど今日はラフに入っても良いライだったりいい流れでしたね。途中風も気になりましたが、流されながらも3打目でバーディにつけられたりとかラッキーもありました」と一日を振り返った。
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【日本シニアオープン/1R】初出場の古庄紀彦、50歳最後の大会で65をマークし単独首位発進
2025年9月18日「第35回日本シニアオープンゴルフ選手権」の第1ラウンドが9月18日、神奈川にある相模原ゴルフクラブ東コース(6,997ヤード/パー72)で行われた。賞金総額8,000万円、優勝賞金1,600万円と今年のシニアゴルファーナンバー1を決定する大会に相応しいナショナルオープンということもあり、選手の緊張感も高まる中で大会は朝7時からスタートした。秋雨前線の影響もあり湿度の高い一日だった。少しずつ気温が上昇し選手の体力を蝕み始めたころ、午前の最終組からスタートした古庄紀彦が”65”というビックスコアを叩き出した。「嬉しいです。今日は満点ですね。ティーショットもフェアウェイに半分ぐらい行けばいいかなと思っていたんですけど、最後以外は全部いってくれて、チャンスをものにできましたね」。50歳・古庄はホールアウト後、柔らかい表情を見せた。
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【日本シニアオープン/前日】60代が躍進!難関の予選会をトップ通過した東聡と堤隆志の想い
2025年9月17日レギュラー7勝を挙げている64歳の東聡(ひがし・さとし)とツアー未勝利だがグランド1勝の62歳の堤隆志(つつみ・たかし)が日本シニアオープン最終予選会でトップ通過を果たして、日本シニアオープン本戦へ進出を決めている。予選会とあなどるなかれ。日本一のシニアゴルファーを決定する試合に参加するだけでも、大変な苦労がある。1次予選が福岡、埼玉、栃木(2会場)、福井、兵庫、愛知の7会場、最終予選会は関東と関西の2会場で行われて、厳しい最終予選を通過した総勢59名が本戦への出場切符を手にした。厳しい予選会を通過したトップ選手をそれぞれの地区から紹介する。
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【日本シニアオープン/前日】難コース対策に頭を絞る”虎さん”はディフェンディングチャンピオンとして参戦
2025年9月17日2024年大会覇者の“虎さん”こと崔虎星(51)が、日本シニアオープンで連覇を狙うことになる。昨年大会は千葉カントリークラブ川間コースで開催され、崔にとっては参戦初年度でシニア初優勝、そして完全優勝という快挙を達成し、シニアツアー3年シードを獲得。「妻と一緒に二人三脚でプレーするようになって、いつか家族と一緒の時に優勝したいと思っていたのが、このような大きな大会で優勝でき感無量です」と優勝インタビューでは嬉しさを爆発させた。
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【日本シニアオープン/前日】日本一を決めるシニアゴルファーの熱い戦いに126名が出場 賞金ランク上位の岩本高志、宮本勝昌の覚悟
2025年9月17日「第35回日本シニアオープンゴルフ選手権」が9月18日から21日まで神奈川県にある相模原ゴルフクラブ東コース(6,997ヤード/パー72)で開催される。今年のシニアゴルファーナンバー1を決定する大会ということもあり、大会前日は35度を超える酷暑の中でも、選手は練習ラウンドをこなし士気を高めている。出場選手は50歳から75歳までのプロ117名、アマチュア9名を合わせた126名が参加。出場カテゴリーには「日本シニアオープン歴代優勝者」をはじめ、「昨年のシニアツアー賞金ランク上位30位まで」や「今年7月のシニアツアー『倉本招待イーグルカップ』までの賞金ランク上位30位」、さらに「日本オープン歴代優勝者」や「前年度本競技翌週から本年度競技前週までのシニア優勝者」、「最終予選競技通過者」、そして「特別承認者」というまさにレジェンドに相応しい選手が一堂に会する機会でもある。