
「第35回日本シニアオープンゴルフ選手権」の第3ラウンドが9月20日に相模原ゴルフクラブ東コース(6,997ヤード/パー72)で開催され、予選ラウンドを通過した67名がシニアプレーヤー日本一のタイトルを目指してスタートを切った。
首位スタートのタマヌーン・スリロットが5バーディ・1ボギーの68で回り、通算14アンダーにスコアを伸ばし連日首位で最終ラウンド迎える。首位とは1打差、2位13アンダーにプラヤド・マークセン、さらに2打差の3位に古庄紀彦が続く。ベストスコアの65で回った増田伸洋が4位タイに浮上している。

注目の最終組の戦いには、最初から最後まで40、50名のギャラリーが2人のプレーを取り囲み、決勝ラウンドで繰り広げられるプレーの駆け引きを見守っていた。首位を快走するタマヌーン・スリロットは、マークセンとのプレーに「楽しく話しながらラウンドできましたよ」とリラックスできた様子だ。
相模原はフラットなコースでもフェアウェイには罠が仕掛けられており、ティーショットでもクラブ選択に余念がない。タマヌーンは「距離の長いホール以外はレスキュー、レスキュー、レスキューばかり。難しいラフにも入りましたが、パッティングでしのぎました」と振り返り、ギャラリーに妙技を見せつけた。
「最終日も無理せずにやります。考えすぎず。レスキューを使うマネジメントでプレーしたい」と冷静に残り一日を見据えている。


日本シニアオープンは4度戴冠をしたプラヤド・マークセン。6バーディ・1ボギーの5アンダー、通算13アンダーは首位のスリロットに1打差と逆転優勝を狙う位置につけた。
「アプローチとパターがよかったので、助けられました」と一日を振り返る。「最後18 番のバーディパットが今日一番長い5ヤードで、それをきっちり決められて良かったです」とあがり2ホールは連続バーディで絞められ満足度も高い。
5度目の優勝を狙える位置についたマークセンは「グリーンがとても速くて難しいので、やりがいを感じる大会です。いつも通りにプレーすることを心掛けているが、心の中では勝ちたい」と闘志を燃やしている。
