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シニアツアー

【日本シニアオープン/3R】歴代チャンピオン手嶋多一がスコアを6つ伸ばして4位浮上「良いプレッシャーでやりたい」

2025年09月20日
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2021年大会チャンピオンで、56歳の手嶋多一が第3ラウンドで66をマークし、通算10アンダーまで伸ばして4位タイに浮上。首位のスリロットとは4打差で逆転も狙える位置につけている。

スタート1番ホールで試練が待ち受けていた。ティーショットが左の林へ入り、出すだけの状況に。出した後もグリーンには届かずになんとか4オン。2.5メートルのパットをなんとか沈めてまさかのダブルボギー発進。「プレッシャーで舞い上がっていたんでしょうね」と猛省する。なんとかイーブンに取り戻そうと気持ちも入り、2度のチップインを含み5番から3連続バーディ、そして8番でイーグルと流れを引き戻した。

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後半は16番までに3つバーディを重ねて、最終18番では50ヤードのアプローチを70センチにつけてバーディフィニッシュ。「ラッキーもありましたが、後半になって自分のゴルフができるようになってきた」と安堵した。

今年の手嶋は7月の倉本招待イーグルカップで3位タイが最高位で、スターツシニア7位と出場6戦中でトップ10は2回のみ。賞金ランキングも現在18位でシードにはまだまだ油断できない順位である。「最近もそんなに良くはないので、そういう意味では良いプレッシャーと雰囲気でやりたい」。レギュラー8勝、シニア2勝のベテランは闘志がちらりと顔を出した。

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