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シニアツアー

【日本シニアオープン/1R】初出場の古庄紀彦、50歳最後の大会で65をマークし単独首位発進

2025年09月18日
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「第35回日本シニアオープンゴルフ選手権」の第1ラウンドが9月18日、神奈川にある相模原ゴルフクラブ東コース(6,997ヤード/パー72)で行われた。賞金総額8,000万円、優勝賞金1,600万円と今年のシニアゴルファーナンバー1を決定する大会に相応しいナショナルオープンということもあり、選手の緊張感も高まる中で大会は朝7時からスタートした。

秋雨前線の影響もあり湿度の高い一日だった。少しずつ気温が上昇し選手の体力を蝕み始めたころ、午前の最終組からスタートした古庄紀彦が”65”というビックスコアを叩き出した。

「嬉しいです。今日は満点ですね。ティーショットもフェアウェイに半分ぐらい行けばいいかなと思っていたんですけど、最後以外は全部いってくれて、チャンスをものにできましたね」。50歳・古庄はホールアウト後、柔らかい表情を見せた。

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誕生日が9月26日ということもあり、昨年は後半戦の日本プロシニアでデビュー。計5戦に出場しルーキーイヤーの賞金ランキングは47位で終えた。今年3月シニア最終予選では29位という順位ではあるものの、これまで7戦に出場し最高順位は開幕戦のユニテックスシニアで7位止まりになっている。

それがようやく、ナショナルオープンという難コースで"65"を出し、リーダーズボードの一番上に名前をあげた。「プライベートも60台前半とかで回れていて、ずっと調子は良かったんですよ。ただ試合になるとイーブンとか1アンダーとかそれくらいで、なんで出ないんだろうなと」と首をかしげたというが「今週はバーディが来てもほっとしないようにしてます(笑)」といい、気持ちを引き締め集中力を高めて挑んでいる。

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コース対策は「ロングでしっかり獲る。難しいミドルホールはフェアウェイをキープする。パー3はチャンスホールと凌ぐホールとあるので見極める」と決めごとの中でやっている。

「丁寧にやっていたらショットは着いてくれた。だから丁寧にパッティングも打てましたね。それがスコアに出たのかな。このコースはバンカーの砂質も含めて、筑波カントリーと似ているところがあります」と落ち着いてプレーを進められた要因もある。古庄にとって50歳最後の集大成になるゲーム。初出場のナショナルオープンできっちりと成績を残したい。