最終プロテスト

2016年8月30日(火)〜 9月2日(金)
ザ・クラシックゴルフ倶楽部(キング・クィーンコース)
  • <FR>蛭川が通算10アンダーでトップ合格! 来季の日本プロゴルフ選手権出場資格を獲得 通算4オーバー・48位タイまでの総勢55選手が最終プロテスト合格
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    <FR>蛭川が通算10アンダーでトップ合格! 来季の日本プロゴルフ選手権出場資格を獲得 通算4オーバー・48位タイまでの総勢55選手が最終プロテスト合格

    2016年9月3日

     小雨が降り続いた最終プロテスト第4ラウンド。50位タイ以内の合格ラインと予想された通算4オーバーを目指す選手、日本プロゴルフ選手権の出場資格を獲得できるトップ合格を目指す選手。それぞれの思いを胸に通算14オーバー・129位タイまでの132人の選手がティーオフした。

  • <FR>ダブルボギー発進ながら見事カムバックし、首位を死守した蛭川
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    <FR>ダブルボギー発進ながら見事カムバックし、首位を死守した蛭川

    2016年9月2日

     第1ラウンドは1オーバーと出遅れた蛭川隆は、第2ラウンドで66、第3ラウンドでは67をマークして通算8アンダーの単独首位に立った。

  • <FR>初日136位からのカムバック!上村の負けない気持ち
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    <FR>初日136位からのカムバック!上村の負けない気持ち

    2016年9月2日

    「初日に79も叩いてたから、よくカムバックできたなって自分でも思います。4オーバーは合格圏内ですよね」と、アテスト後、スコアボードの前でずっと笑顔をみせていたのが上村将司、24歳。出場資格の2次プロテスト(東条の森)では2位通過で、最終プロテストも大丈夫だと、気が大きくなっていた。

  • <FR>スマートで、無駄がなく、シンプルな姿勢の大塚は3位通過
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    <FR>スマートで、無駄がなく、シンプルな姿勢の大塚は3位通過

    2016年9月2日

    プレ予選から、難関をクリアしてきた大塚。最終プロテストを278ストローク、6アンダーの3位タイで合格をきめた。初受験のプロテストだったが「この最終プロテストも、普通にやれば通るな」と、思っていた。

  • <FR>悪い流れにはならなかったのは、技術的なものが大きかったと紀平
    トーナメントプレーヤー

    <FR>悪い流れにはならなかったのは、技術的なものが大きかったと紀平

    2016年9月2日

    最終ラウンドは、落ち着いて状況を受け入れることができたという紀平大樹(33・ローモンドCC)。4日間通じて、285ストローク通算1オーバーで、合格ラインに早々と入ってきた1人だ。紀平は自分のプレーを「悪い流れにはならなかったのは、技術的なものが大きかったからかもしれないし、さらに、コースマネージメントができていたのかもしれない」と、本人は分析した。「ティーショットでドライバー以外の選択肢も判断できました。そういう、ひとつひとつ状況の変化に、落ち着いて対応できました」。

  • <3R>67をマークした蛭川が通算8アンダーで首位奪取! 1打差の2位に杉山、さらに1打差で小浦ら3選手が追走
    トーナメントプレーヤー

    <3R>67をマークした蛭川が通算8アンダーで首位奪取! 1打差の2位に杉山、さらに1打差で小浦ら3選手が追走

    2016年9月1日

     最終プロテストの第3ラウンドは、コースに吹き続けた風がようやく止み、曇天下で熱戦が繰り広げられた。通算4アンダー2位タイから発進した蛭川大樹が67の好スコアをマークし、通算8アンダーで単独首位の座を奪った。1打差の通算7アンダー・2位には68にスコアをまとめた杉山知靖が着け、さらに1打差の通算6アンダーには小浦和也、山内拓也、大塚智之が並ぶ。

  • <3R>66を出した山梨の若武者・長澤が、明日は爆発スコアを出す!?
    トーナメントプレーヤー

    <3R>66を出した山梨の若武者・長澤が、明日は爆発スコアを出す!?

    2016年9月1日

    「今日は前半だけでなく、後半もスコアを伸ばせました。2日間とも前半はスコアを伸ばせても後半にスコアを落とすゴルフが続いていたので嬉しい結果です」

  • <3R>渡名喜は初日2日と、大波スコアと8回目の受験に終止符を打つ
    トーナメントプレーヤー

    <3R>渡名喜は初日2日と、大波スコアと8回目の受験に終止符を打つ

    2016年9月1日

     第1ラウンドでは4アンダー・67をマークして首位タイ発進。第2ラウンドで80を叩き66位タイまで急降下。第3ラウンドでは4バーディー・1ボギーの68にスコアをまとめ、通算2オーバー・31位タイに再び浮上し、合格圏内に返り咲いて最終ラウンドを迎える。出入りの激しい3日間を渡名喜翔は、どのようにして幕を閉じるつもりなのだろうか。

  • <3R>スイング改造で8度目の正直に挑む内海
    トーナメントプレーヤー

    <3R>スイング改造で8度目の正直に挑む内海

    2016年9月1日

     第3ラウンドは曇天ながら前日とは違って雨滴は落ちず、風は2・2m/sに収まった。グリーンはローラーが掛けられ、コースコンディションは高まった。

  • <3R>松原は「今日が初日」と気持ちを切り替えて67をマーク
    トーナメントプレーヤー

    <3R>松原は「今日が初日」と気持ちを切り替えて67をマーク

    2016年9月1日

    松原裕人(28・呉カントリークラブ)の第3ラウンドは、1オーバーの20位からのスタートだった。だけど、決して油断はできない順位だ。ちょっとのミスで、流れが大きく変わってしまうからだ。

  • <3R>藤島は心技体のバランスが整い、あとは「勝つしかない」
    トーナメントプレーヤー

    <3R>藤島は心技体のバランスが整い、あとは「勝つしかない」

    2016年9月1日

     第1ラウンド74、第2ラウンドは71、そしてこの日の第3ラウンドでは6バーディー・1ボギーの66を叩き出したのは藤島晴雄。通算3オーバー・42位タイから通算2アンダー・12位タイまでジャンプアップし、明日の第4ラウンドで再びビッグスコアをマークしたなら「逆転のトップ合格」が視野に入って来た。

  • <2R>通算6アンダーをマークした鶴見が首位奪取。50位タイの位置は現在通算4オーバー!
    トーナメントプレーヤー

    <2R>通算6アンダーをマークした鶴見が首位奪取。50位タイの位置は現在通算4オーバー!

    2016年8月31日

     前日の第1ラウンドと同じく、第2ラウンドも台風10号の余波を受けた天候となり、ピンフラッグは揺れ動き続けた。西の風6m/s。天候晴れ、気温28℃、湿度43%。時折、突風がコースを吹き抜ける。ホールをセパレートする木々の葉は踊り続けた。

  • <2R>平松は30歳の節目ということもある。今は自分のゴルフを信じるだけ
    トーナメントプレーヤー

    <2R>平松は30歳の節目ということもある。今は自分のゴルフを信じるだけ

    2016年8月31日

    初日、2日目と、スタートホールをバーディで好発進している平松学(30・津カントリー倶楽部)。「出だしがバーディだと、その後のプレーを焦らずにいける気がします。この二日間は、全体的にいい流れが出来ているんだと思います」と、落ち着いた様子。後半はショットもパットも冴えたが、かなり運にも助けられた。狙っていたパッティングのラインがはずれた時も、違うラインにのってカップインした。遅い時間のスタートだと、コースコンディションにも、違いが出てくる。イメージどおりにいかないことも多くなるが、平松は冷静に、この状況を受け入れるように見えた。津カントリー倶楽部でお世話になって16年になる。7回目のプロテスト受験。最終プロテストは3回目の出場だが、全てが経験と受け止める。「あせらないことが大事。攻めたとか守ったとか、結果がでてから思うこと。いつも通りのゴルフを意識しています」と、平松は話す。いつも通りのゴルフとは、プライベートでプレーをするように、ボギーでもダブルボギーでも焦らず、すぐに気持ちを切り替えられること。くよくよしない。今は冷静な気持ちで、残りの36ホールを消化しようと努める。三重中京大学のゴルフ部時代に出場した日本学生の試合に出場してから、「もっと上手くゴルフがしたい」という気持ちが芽生えた。以降、プロの世界を目指すという強い気持ちを切らさず、津CCで長い年月を過ごしてきた。いいことも辛いこともあるが、自分のゴルフを信じて、今ここまでやっている。30歳という自分の節目もある。「プロゴルファーを目指して、今はやるだけ。プロテストだけに賭けていましたが、最近は中部のオープン競技に参加することで、モチベーションが上がってきました。あと2日、自分のゴルフを信じるだけです」と、平松はまっすぐに前を向いた。

  • <2R>「感謝の気持ちを忘れず、最善を尽くす」と誓う杉山
    トーナメントプレーヤー

    <2R>「感謝の気持ちを忘れず、最善を尽くす」と誓う杉山

    2016年8月31日

     前日の第1ラウンドでは西の風5・5m/sが吹き荒れ、選手たちを苦しめた。アンダーパースコアをマークしたのは151選手中24選手。その一人だった杉山知靖は「風に対応しようと低い球を意識し過ぎてショットを左に引っ掛けることが多かったんです。それでホールアウト後に、球筋をドロー系からストレート系にしてショット練習をした」という。

  • <2R>風の強い第2ラウンドで66をマークし、上位に浮上した蛭川
    トーナメントプレーヤー

    <2R>風の強い第2ラウンドで66をマークし、上位に浮上した蛭川

    2016年8月31日

    「ひさびさに強い風の中でプレーしました。この2日間は同じ風向きだったので、初日の経験が生きました」と、蛭川隆(20・高千穂CC)は安心した様子。初日は、強い風に苦しみ、パッティングも決まらず、苦しいラウンドだった。しかし蛭川は、ホールアウト後の練習でも焦らなかった。強い風の中でプレーしていた体を、いつもの自分のスイングに戻すことに努めた。そして、イメージもリセットして、新たな気持ちで挑んだ第2ラウンドは、気持ちも整理されて、冷静にプレーすることができたようだった。