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<3R>松原は「今日が初日」と気持ちを切り替えて67をマーク

2016年09月01日
松原

松原裕人(28・呉カントリークラブ)の第3ラウンドは、1オーバーの20位からのスタートだった。だけど、決して油断はできない順位だ。ちょっとのミスで、流れが大きく変わってしまうからだ。

松原は、九州ゴルフ専門学校を卒業後、広島にある呉カントリークラブに所属し、プロを目指して練習に励んでいた。しかし、プロテストではなかなか結果が出ずに、3年前に研修生を辞めたいと本気で思った時期もあった。そんなときに、師匠である田中光治プロに「がんばれ」と肩を押され、あきらめずに続けてみようと、改めて思った。だから松原にとっては今回を3度目の正直にしたい。結果を出したいの一心だ。 

「スタートのときは、『今日が初日』と思って挑みました。昨日までの2日間は、風が強い中で大変でしたが、練習でもやってきたことを信じました。バーディもとれましたが、長いのも短いのも決まっていたということは、運もあったのかなと思います」と、振り返る。運を呼び込めるのも、普段の行動が起因すると松原は信じる。最終プロテストでの経験値は持ち合わせている。明日残りの18ホールは、冷静な判断といつものテンションでやるだけだと、松原は心に誓った。

「同じゴルフ人生でも、ゴルフの価値観が違う。プロを目指して、後悔しないようにやってみたらいい」。親交のあるベテランのプロゴルファー髙橋勝成プロから言われた言葉だ。松原は、プロゴルファーを目指す気持ちを、最終日もずっと忘れないでいたい。そして、長い年月お世話になっている呉カントリークラブに、明日、吉報を届けたい。