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トーナメントプレーヤー

<FR>悪い流れにはならなかったのは、技術的なものが大きかったと紀平

2016年09月02日
kihira

最終ラウンドは、落ち着いて状況を受け入れることができたという紀平大樹(33・ローモンドCC)。4日間通じて、285ストローク通算1オーバーで、合格ラインに早々と入ってきた1人だ。紀平は自分のプレーを「悪い流れにはならなかったのは、技術的なものが大きかったからかもしれないし、さらに、コースマネージメントができていたのかもしれない」と、本人は分析した。「ティーショットでドライバー以外の選択肢も判断できました。そういう、ひとつひとつ状況の変化に、落ち着いて対応できました」。

昨日の第3ラウンドは、冷静に、落ち着いてプレーができたと紀平は振り返る。スタートから思うようなショットが出なかったが、ボギーはなかった。後半も落ち着いてスコアをパープレーにまとめられたのは、ひとつの収穫だった。最終ラウンドに向けて、大きな不安も無かったのだ。「ワクワクする感じがあったんですよね。テストに受かっても、落ちても、その状況を受けいれようという心構えでいられました」と、前の日の心境を語る。

プロテストは6回目の挑戦。そのうちの5回が最終プロテストだ。「最終では、毎回、初日に大叩きしてしまって・・・2日目からのスコアを作ることが苦しかった。だけど、今回は全体のマネジメントがうまくいったのかもしれません。コース6回の練習ラウンドは、天気もコンディションも(今日とは)違いすぎましたが、それも今回の合格に必要な経験だったと思います」と話した。

9月にはQT挑戦も待っている。今は技術的にも精神的にも、成長した自分のゴルフがどこまで通用するか楽しみだ。「23、4歳でゴルフにはまりだして、27歳でローモンドカントリー倶楽部に入社。28歳でプロテスト受験に挑戦してから、6年がたちました。ようやく、プロゴルファーとしてスタート地点にたてます!」と、ホッと肩をなでおろした。

ゴルフ場でお世話になっているたくさんの人たちに、早く嬉しい報告をしたいところだ。