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トーナメントプレーヤー

<2R>風の強い第2ラウンドで66をマークし、上位に浮上した蛭川

2016年08月31日
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「ひさびさに強い風の中でプレーしました。この2日間は同じ風向きだったので、初日の経験が生きました」と、蛭川隆(20・高千穂CC)は安心した様子。初日は、強い風に苦しみ、パッティングも決まらず、苦しいラウンドだった。しかし蛭川は、ホールアウト後の練習でも焦らなかった。強い風の中でプレーしていた体を、いつもの自分のスイングに戻すことに努めた。そして、イメージもリセットして、新たな気持ちで挑んだ第2ラウンドは、気持ちも整理されて、冷静にプレーすることができたようだった。

「強い風が吹いても、ドライバーショットより、セカンドショットを大切にしたかった。風に流されにくいショットをすることで、風対策はできました」と、蛭川は話す。さらに、今日は早めのスタートだったこともあり、好きな速いグリーンのタッチもかみ合った。7バーディ1ボギーの66、通算4アンダー2位タイに浮上。狙うはプロテストトップ通過だ。

蛭川は、2歳からゴルフをはじめた。中学になって真剣にゴルフと向き合ってきた。大学にも入学したが、プロゴルファーの夢をあきらめきれず中退した。今は生活環境も、ゴルフ一辺倒だ。「今年3月から、鹿児島の高千穂カントリークラブでお世話になっています。今回、プロテストに合格して、高千穂CCの所属プロとして活躍したいです。ずっとゴルフを見てもらっているのが、ティーチングプロの佐藤直輝プロです。佐藤プロのキレイなスイングを、自分のゴルフの参考にしています。たくさんの人に応援してもらっていますから、今回は合格ということはもちろん、トップ通過して喜ばせたいと思います」。

同郷である鹿児島出身のプロゴルファー稲森佑貴や、池村寛世の活躍は、蛭川にとって大きな刺激になるという。「先輩プロたちのように、強いプロになりたい」と、蛭川は一緒に戦うことを夢に描いている。あと2日間、36ホールのモチベーションをきちんと保ち、さらに上を目指す。