前日の第1ラウンドと同じく、第2ラウンドも台風10号の余波を受けた天候となり、ピンフラッグは揺れ動き続けた。西の風6m/s。天候晴れ、気温28℃、湿度43%。時折、突風がコースを吹き抜ける。ホールをセパレートする木々の葉は踊り続けた。
タフなコースコンディションの中、4アンダー・首位タイでスタートした鶴見大樹が1アンダー70にスコアをまとめ、通算5アンダーで単独首位の座を奪った。
首位タイでスタートした小浦和也は、71のパープレーで首位の鶴見とは1打差の通算4アンダーフィニッシュ。蛭川隆、大塚智之、杉山知靖、櫻井勝之、平松学とともに2位タイとなった。
首位とは3打差の8位タイには森雄貴、中井賢人、井上敬太が続き、さらに1打差の通算1アンダー・11位タイには豊見里、福山朝也、山内拓也が着けている。
明日の第3ラウンド(54ホール)終了後、50位タイのスコアから10ストローク以上のスコアの選手は第4ラウンドに進出することはできない。第2ラウンド終了時点で通算4オーバー・50位タイ。通算5オーバーは66位タイ。
72ホールラウンドプレーを全うし、「合格」の称号を得られる50位タイ以内のスコアをマークする。そのためにも下位のスコアに沈んでいる選手たちは、攻撃的なゴルフに転じなければならない。トップ合格を狙う選手たち以上の猛チャージで成績順位が大きく入れ替わるのは必至。第3ラウンドはトーナメントでの「ムービングデー」に相当するのだ。熱い戦いは、ハイレベルな舞台へと昇華する。