第92回日本プロゴルフ選手権大会
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【日本プロ/FR】渾身のプレーで戦い抜いた76ホール、生源寺龍憲はプレーオフに敗れたものの「いい勉強になった」
2025年5月25日同世代の清水大成とのプレーオフ決戦は4ホールで勝者が決まった。もちろんプレーオフに持ち込まずに、優勝を決められれば良かった。生源寺龍憲は、初の最終日最終組でのプレーにも堂々と向き合い、前半で積極的なプレーを心がけ、首位を譲らずにいた。後半は罠が仕掛けられている難度の高いホールが続くこともあり、慎重にゲームの流れを見定める必要がある。生源寺は11番ホールのティーショットを左ラフへ入れ、セカンドショットが風の読みとショットが合わずにグリーン奥のラフへ入れてしまう。アプローチでグリーンに戻せず、寄らず入らずでまさかのダブルボギー。「ちょっとしたミスで流れが変わってしまった」と肩を落とし、首位を清水に譲ってしまった。
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【日本プロ/FR】譲れないプレーオフ戦は4ホール目で清水大成が激闘を制し、プロ5年目で悲願の初優勝
2025年5月25日今年のプロゴルファー日本一を決定する日本最古のトーナメント「第92回日本プロゴルフ選手権大会」最終ラウンドは、12アンダー首位発進の生源寺龍憲と3打差5位からスタートした清水大成が通算14アンダーで並びプレーオフへ。18番ホール(602yard/Par5)繰り返し4回目。生源寺が4オンでパーパットを外したのに対し、清水は3オン2パットのパーで決着。プロ5シーズン目で初優勝を公式戦で飾った。表彰式では日本プロ優勝杯と文部科学大臣杯が渡され、優勝賞金3000万円と5年シードを獲得。優勝副賞として飛騨牛10キロと揖斐郡産のお米「はつしも」3俵、徳さんサボテンプレミアムセット、さらに富有柿35キロが贈呈された。
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【日本プロ/3R】 生源寺龍憲がトップとの差を積極的に縮めて通算12アンダーでノリスと並んだムービングサタデー
2025年5月25日今季レギュラーツアー開幕戦の「東建ホームメイトカップ」でツアー初優勝を飾った生源寺龍憲が、第3ラウンドで67をマーク。通算12アンダーまでスコアを伸ばし、首位を快走していたノリスと並び、最終ラウンドを迎えることになった。「今日はよく我慢しながらプレーできたなと思います」と冷静に一日を振り返る。スタート時は首位ノリスと生源寺の間には8打の差がついていた。「少しでもプレッシャーをかけながらやりたいなと思っていた。好き勝手されたら悔しいので」と闘志を燃やし、生源寺はムービングサタデーの幕を開けた。
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【日本プロ/3R】 2022年大会覇者・堀川未来夢が67をマーク、首位2打差4位で日本タイトルを狙える好位置に
2025年5月24日第3ラウンドは5アンダー13位からスタートした堀川未来夢が、この日計6つのバーディと1ボギーの5アンダー67で回り通算10アンダーの4位につけ、首位とは2打差の上位に浮上した。最終18番のバーディパットは2メートルほどの距離。キャディと相談してスライスと読んだが、最後フックが入ってカップの左を抜けてしまった。それでも「今日はショットも良かったですけど、パットも良かった。難しいところで凌げました」と胸をなでおろした。ただコースの難しさに堀川は頭をひねらせる。特にショートホール(パー3)については、「難しいです。240ヤード台で、4つあるうちの3つが難しい。あとは8から10番ホールが難所です。そのパー3ホールの3つを加えて計6ホールを耐えれば、優勝のチャンスもあると思っています。いくつかボギー打っても、他でバーディを獲ることで帳消しできます」と頭の中でコースマネジメントはできている。
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【日本プロ/3R】~上位プレーヤー・トピックス~ 細野勇策・清水大成・杉浦悠太・石川遼・若原亮太
2025年5月24日3位タイ 細野勇策 205 (-11) = 70・66・69すごく差がついていた中でのラウンドだったので、その中では良い1日を送れたんじゃないかなと思います。そんなにコースも簡単じゃないですし、伸ばしに行こうとして空回りしないように、自分のできることをしっかりやろうと思っていました。トップを意識するようなストローク差ではなかったので、自分がしっかり伸ばしてちょっとでも縮められたらという気持ちでやっていました。ピンチもありましたが、ずっと最後まで落ち着いてプレーできていたので、それが良かったのかなと思います。出だしの2連続バーディは流れに乗れて良かったですし、7番はボギーにしてしまって、難しい8番、9番をパーでしっかり耐えることができたので、後半に向けて仕切り直すことができました。最終日も楽しく回れればと思っています。勝負どころもいっぱいくると思うので、そこで伸ばせたらいいかなと。今のところ緊張はないですけど、明日になってみないとわからないですね。決勝ラウンドではスコアが伸ばせない試合が多いので、自分の中で最善を尽くしたいと思います。人がどうこうというよりも自分がいいゴルフができれば、チャンスがあるんじゃないかなと思っています。
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【日本プロ/3R】 S・ノリスと生源寺龍憲が通算12アンダーで首位タイ ※競技委員会よりノリス選手の裁定に関する経緯説明
2025年5月24日今年のプロゴルファー日本一を決定する日本プロゴルフ選手権大会の第3ラウンドは、首位スタートのショーン・ノリスがスコアの伸ばせずにいる中、テレビ中継放送を見ていた視聴者からの指摘があり、14番ホールグリーン上でノリスがボールマークをリプレースした際、マークが誤所からのプレーだということを、ホールアウト後に本人も認めた。ノリスには2罰打のペナルティが与えられ、この日75ストローク、通算12アンダーとスコアを3つ落としたが首位は変わらず。首位と8打差の7アンダー6位タイからスタートした生源寺龍憲が、6バーディ・1ボギーの5アンダー67で回り、通算12アンダーでノリスと首位に並んだ。また首位と7打差の8アンダー3位タイスタートの細野勇策は3つスコアを伸ばして11アンダー3位。さらに1打差10アンダーに5つスコアを伸ばした堀川未来夢がはいり、優勝争いは一気に混戦模様を呈している。※ノリス選手の裁定に関する経緯は以下、日本プロ競技委員会より発表されました (5/24 17時20分)
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【日本プロ/2R】 ~上位プレーヤー・トピックス~ 蟬川泰果、石川遼、杉浦悠太、近藤智弘
2025年5月24日3位タイ 蟬川泰果 136 (-8) = 66・7017番パー3(226yard)は5番アイアンで3メートルに着けられて完璧でしたね。調子の良さがでたショットかな、と思っています。18番最後が獲れなかったのは悔しかったです。ノリス選手のスコアは途中で見ました。それまで全く見ていなかったので、まぁまぁいい位置なのかな?と確認と思ってみたら、すごいスコアだなと、一気に緊張感が抜けました(笑)。昨日は100ヤード以内がビタビタ付いてパターも入っていたのですが、今日は上手くいかなかったですね。ラフが昨日よりも伸びているし、グリーンも硬く、速くなってきていますし。明日も上手く噛み合ってくれれば追いつけるかもしれないけど、コツコツ行くしかないですね。怪我明けからなので、4日間どういう風に戦えるのか。いままでの経験を活かしながら戦ってみます。
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【日本プロ/2R】スコアが伸び悩む午後組で68をマークした大城康孝がカムバック、初の予選通過は「新しい家族のために」
2025年5月23日第1ラウンドは74ストロークで98位タイ。決勝ラウンドに進むためには、第2ラウンドでアンダーパーで回ることが絶対条件だった大城康孝。大城のスタート時間は午後組の中でもさらに遅めの最終組1つ前、13時05分。ぞくぞくと午前組がホールアウトするのを横目にしつつ、10番ホールからスタートを切った。10番で4,5メートルのバーディを沈めると、12番ではチップインバーディで流れをつくり、さらに13,14番とバーディを決め、前半で4つスコアを伸ばすことに成功。後半はセーフティーにゲームを進めたが、苦手とする5番でティーショットOBにしボギー。それでもあきらめず、6番で3メートルを沈めバーディでバウンスバック。夕方にかけて風もグリーンもますます読みずらくなる中、セーフティーなプレーを心がけてなんとか68ストローク・4アンダー、通算2アンダー40位まで順位をあげ、見事なカムバックを果たすことができたのだ。
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【日本プロ/2R】鈴木晃祐が4つスコアを伸ばし2位に浮上「4日間回り切るためのトレーニング効果を実感している」
2025年5月23日第2ラウンドを5アンダー3位からスタートした鈴木晃祐が5バーディ・1ボギーの4アンダーで回り135ストローク、通算9アンダーとして2位に浮上した。ツアー未勝利の鈴木だが、2022年に出場した「アジアパシフィックオープン」最終日に63をマークするなど爆発力も持ち合わせている。2023年にACNツアーで2勝をあげ、初シードを獲得。2024年は賞金ランキング38位で賞金シード資格を維持している。鈴木は「ショットの調子はいい感じで回れているんですけど、パットがショートするところがあったので、そこが足りないところかなと」と振り返る。「今年は調子自体が悪くない状態でやっていたんですけど、関西オープンはちょっと噛み合わず予選落ち。でも全体的に調子はいいので、自分のゴルフをして結果的にこのスコアになったのかなという感じですね」と復調の兆しがある。
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【日本プロ/2R】ショーン・ノリスが大会最少打61をマークし通算15アンダーで首位 予選通過はイーブンパーまでの60位タイまで71名
2025年5月23日今年のプロゴルファー日本一を決定する日本プロゴルフ選手権大会の第2ラウンド。午前組の4アンダー9位からスタートしたショーン・ノリスが61ストロークと記録的スコアを叩き出し、通算15アンダーで首位に立った。2位はスコアを4つ伸ばし9アンダーとした鈴木晃祐。さらに1打差3位に細野勇策、岩田寛、蟬川泰果が追走する。前年覇者の杉浦悠太は74と振るわず10位に順位を落とした。決勝ラウンドはイーブンパーまでの60位タイまで71名が進出した。また初日の塚田よおすけに続き、寺岡裕隆が4番ホール(156yard/par3)でホールインワンを達成した。
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【日本プロ/1R】 ~上位プレーヤー・トピックス~ 稲森佑貴、永野竜太郎、近藤智弘、上田諭尉、金子駆大、磯井怜
2025年5月22日3位タイ 稲森佑貴 67 (-5) = 33・34出だしの10番ホールでティーショットが飛ばなくて、練習ラウンドの時より距離が残ってピンチでした。そこをパーで切り抜けられて、パターも入ってくれて流れが良くなってきましたね。タラレバ言ったらバーディチャンスに着いていましたけど、読みが深すぎたのか入らなかったです。8番でパーオン外して初めてアプローチしましたけど、良い感じでショットできていますね。ジャパンと付く試合は気合が入るけど、きょうで17日連続ゴルフしてます。今年はいろいろ重なっての連続なので覚悟はしていました。ラウンド終わったら練習せずに切り上げるとかしています。トレーナーにケアしてもらったり、お風呂に長く浸かるようにしたり。明日も今日みたいなゴルフができればいいですね。ティー位置、ピン位置が変わることで景色が変わると思うので、最低でもパープレー。今日はたまたまアンダーでプレーできて貯金ができたと思って明日はプレーしたいです。
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【日本プロ/1R】大会連覇のかかる初日にバーディ量産、杉浦悠太が64で首位好スタート
2025年5月22日三甲ゴルフ倶楽部谷汲コースで2006年に続き2回目の開催の運びとなる「日本プロゴルフ選手権大会」(7,377yard/Par72)の第1ラウンドがスタートした。明け方まで雨予報だった天気も見事に裏切られ、コースには青空と太陽が現れた。首位に立ったのは9バーディ・1ボギーの8アンダーとバーディを量産した前年覇者の杉浦悠太が単独首位に立つ。杉浦とは2打差の66をマークした蟬川泰果が2位。さらに1打差の5アンダー3位には稲森佑貴、大多和桂介、時松源蔵、鈴木晃祐、岩田寛、永野竜太郎が続いている。塚田よおすけが13番ホール(242yard/Par3)で5番アイアンを使用しホールインワンを達成している。
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【日本プロ/1R】今季2戦目の蟬川泰果が66をマークして2打差2位、最年少記録がかかる日本タイトル3冠
2025年5月22日第1ラウンドを66で回った蟬川泰果は、中日クラウンズに続き今季2試合目の出場だ。日本プロは3年連続3回目の出場で、2年連続2位タイフィニッシュとあと一歩のところで戴冠を逃しており、悔しさを忘れたことはない。「いままで勝てなかったことが悔しいですし、妻にも自分のパフォーマンスを見せられていない。とにかく自分の納得いくゴルフをしっかりやり遂げたい」といつもそばでサポートしてくれている葵さんのためにも、結果を示したい気持ちがある。蟬川は日本プロ歴代覇者の手嶋多一(2014)、池田勇太(2009)と同組でプレー。年齢が倍以上の先輩プロと同組で蟬川は流れにのり、自分のプレーを展開。スタート10番ホールはセカンド残り166ヤードから9番アイアンで3メートルにつけバーディ奪取に成功。続く11番では300ヤード超のビックドライブを見せ、セカンド残り78ヤードを1メートルに寄せて連続バーディ。14番をボギーにしたが15,16番で取り返し3アンダーでバックナインへ。後半でも3つのバーディを仕留めて66をマークし首位の杉浦とは2打差の2位につけることができた。
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【日本プロ/事前】「楽しく、前向きに一生懸命にやる」と19年前の日本プロ谷汲で初優勝を飾った近藤智弘、47歳
2025年5月22日19年ぶりに2度目の日本プロ開催を控える三甲ゴルフ倶楽部谷汲コース。19年前の日本プロで初優勝を飾った近藤智弘は当時28歳で「谷汲はいい思い出ばかり。当時はアウト・インが入れ替わっていましたし、それほどコースは長くなかった。最終日は強風でものすごく難しかった。スコア伸びる感じはなくて、耐える感じだったから、友利さんが来た。プレーオフの最終ホールでは、奥からアプローチして優勝したということはしっかり覚えてますよ。その時も難しいコースだったなってね」と追想する。プレーオフの対戦相手・友利勝良は当時51歳で、28歳の近藤とプレーオフで戦ったという名ドラマが生まれている。谷汲コースで初優勝を飾ったことで三甲株式会社とのご縁が生まれ、4年前に愛知へ引っ越ししたことをきっかけに系列の京和コースを訪れる機会が増え、近藤は後藤会長からのお声がけもいただき「三甲ゴルフ倶楽部」に所属することになった。
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【日本プロ/事前】三甲谷汲に所属する上田諭尉はコースの顔として出場「自信あります、頑張ります」
2025年5月22日開幕を前に、大会コース「三甲ゴルフ倶楽部谷汲コース」に所属する出場プロをご紹介。岐阜県出身で3月に51歳を迎えた上田諭尉が主催者推薦を受けて大会に出場する。ツアー切っての飛ばし屋で、プロ6年目の2002年に初シードを獲得。2007年の開幕戦でツアー初優勝を飾り、7年シードを獲得している。2024年には50歳という節目の年を迎え、シニア最終予選会に挑戦したものの46位と順位を上げられず、シーズン3試合に出場し賞金ランキングは62位に終わっている。2025年の最終予選会は42位と、シニアツアー出場の可能性は低いのが現状だ。「シニア最終予選で上手くスコア出せない。コースが苦手なんです。パープレーでいいって思っているのにね。来年頑張りますよ」とシニアツアー出場については前を向く。上田が三甲ゴルフ倶楽部谷汲コースにお世話になって、かれこれ10年以上の月日が経つ。後藤会長が「なんか面白そうやね」っていうことでお声掛けをいただき、コースとの縁がスタートした。試合がない日はレッスンしたりセルフで担いでラウンドしたりと、谷汲でゴルフ漬けの日々を楽しく送っているという。
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