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【日本プロ/1R】大会連覇のかかる初日にバーディ量産、杉浦悠太が64で首位好スタート

2025年05月22日
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三甲ゴルフ倶楽部谷汲コースで2006年に続き2回目の開催の運びとなる「日本プロゴルフ選手権大会」(7,377yard/Par72)の第1ラウンドがスタートした。明け方まで雨予報だった天気も見事に裏切られ、コースには青空と太陽が現れた。首位に立ったのは9バーディ・1ボギーの8アンダーとバーディを量産した前年覇者の杉浦悠太が単独首位に立つ。杉浦とは2打差の66をマークした蟬川泰果が2位。さらに1打差の5アンダー3位には稲森佑貴、大多和桂介、時松源蔵、鈴木晃祐、岩田寛、永野竜太郎が続いている。

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9バーディ・1ボギーの64をマーク。杉浦は自身のもつ1ラウンド、バーディ獲得数「8」から「9」とのバーディ記録を更新。8アンダーは単独首位という好位置で初日をスタートした。雨上がりの午前組は風も穏やかでラウンドの好条件が整った。

杉浦は出だし10番ホールでティーショットを左に落とし、自分でも「びっくりした」というボギー発進。「やっぱりスタートのボギーはショックでしたけど、2番でバーディパットが入ってくれたのが大きかった。すぐに取り戻せたので安心した」と笑みを浮かべた。前半ドライバーショットが曲がっていたというが、フェアウェイにいったホールでは確実にバーディが獲れる状況を作れていた。

パッティングも決まってくれた。「難しい長いパー3(7番、13番)で2つバーディが獲れた。ショットが寄ってくれたのもありますが、しっかりとパターも決められました」と初日の合格点に笑顔を見せる。5メートル前後のミドルパットが決められたのは、ラインの読みに加え、先に打つ人のパッティングも参考になっていたようだ。

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それにしても杉浦には”強靭”なスタミナがある。今週月曜に全米オープン最終予選会に出場し36ホールを戦い抜きトップで通過。火曜は谷汲コースを訪れ9ホールを下見。水曜はプロアマ戦に参加し、PGA明神会長と3名のゲストと一緒に18ホールを楽しんだ後、ディフェンディングチャンピオンとして記者会見に列席している。

さすがに疲れも溜まるのではと心配もよぎるが、本人は「バーディがいっぱい獲れたのであんまり疲れず、です(笑)。気持ちはどんどん上がってきて、身体の疲れをカバーしてくれている感じ」と平気な様子。「睡眠は7時間以上寝たいですね。食事とかはあんまり重いものは食べないようにして、体に残らないようには気を付けています。あとは部屋でゴロゴロしてて」と健康法も無理しないマイペースな姿勢がうかがえる。

大会連覇に向けてと問われると「優勝したいです」とぐっと言葉に力を込めた。「連覇はそのあとかなって。プロとしての1勝目はほんとに大きかったし、今の自信になっています」。杉浦は「日本プロ選手権」で2勝目を挙げることに意識を集中する。

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