第21回PGAティーチングプロシニア選手権大会
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競技情報〈TCPシニア選手権/FR〉林稔がプレーオフを制し大会初優勝 42歳でプロテスト合格から"ティーチングプロシニア日本一"に輝く
2025年10月29日秋の爽やかな風が吹き抜ける中、ティーチングシニアプロの日本一を決定する最終ラウンドが静かに動き出した。最終組は張り詰めた空気の中でティーオフする。前半を終え首位スタートの田辺正之が1つスコアを落とすと、首位とは1打差の足立智明が2つスコアを伸ばし逆転。首位と2打差2アンダースタートの林稔は、前半で1つスコアを伸ばしてジワリと足立に歩み寄っていた。
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ティーチングプロ〈TCPシニア選手権/FR〉大会初出場でシニア3勝の柳沢伸祐が惜しくもプレーオフで敗退
2025年10月29日最終ラウンドは、陽ざしもまばらで最高気温が17度までしか上がらず、冷たい北風が体に染みる一日。首位とは6打差からスタートした柳沢伸祐(59歳・TP-B)が1イーグル・4バーディ・1ボギーの67と大ブレーク。通算3アンダーで一気に38人を抜いてトップに浮上。二日間を通してのベストスコアを叩きだした。優勝争いは最終組の中で接戦が繰り広げられ、2アンダー3位からスタートした林稔(53)が1つスコアを伸ばして通算3アンダーで柳沢と並びプレーオフ決戦へ。
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競技情報〈TCPシニア選手権/FR〉林稔がプレーオフ2ホール目でバーディを仕留め、ティーチングプロシニア日本一に輝く
2025年10月29日「第21回PGAティーチングプロシニア選手権大会」の最終ラウンドが、10月29日に茨城県にある宍戸ヒルズカントリークラブ・東コース(6,681ヤード/Par72)で開催された。首位とは6打差の39位からスタートした柳沢伸祐(59歳・TP-B)が1イーグル・4バーディ・1ボギーの67をマークし通算3アンダーで上位に急浮上。最終組はスコアを伸ばせない中、林稔(53歳・TP-A)が71で回り通算3アンダーで柳沢に並びプレーオフへ。プレーオフ2ホール目で林がバーディを仕留めて大会初優勝を決めた。優勝賞金100万円と来年の日本プロゴルフシニア選手権大会出場資格を獲得。優勝副賞として森ビル株式会社よりグランドハイアット東京ペア宿泊券、株式会社阪神交易より距離測定器Bushnel ピンシーカーXMジョルト(11月発売モデル)が贈られた。また最終ラウンドでは原田岳(55歳・A)が4番ホール、中島功(52歳・B)が2番ホールでホールインワンを達成している。
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競技情報〈TCPシニア選手権/1R〉1打差2位につけたプロ30年目の足立智明 "絶不調"の練習ラウンドから再起を願って戦い抜く
2025年10月28日PGAメンバー入りしてから30年目を迎える足立智明(54)がティーチングプロシニア選手権初日は首位と1打差の単独2位につけている。アテストを終えて「上手くいきましたね」とすがすがしい表情をみせている。足立は大会前日の練習で「こんなに当たらないのは久しぶり」とショットが絶不調。普段はラウンド後に練習しないのだが、今回は”重症”だったのか練習場に直行したという。出球に困ったときは「スライスっぽく打って、謙虚に手前から手前からとマネジメントする」という。しかし今回の練習ラウンドでは”スライス”っぽく打とうとしても、左にしか行かなくなってしまい「どうやって“スライス”打てばいいんだろう」という不安な状況に陥っていた。結局練習場では答えは出ないまま、大会当日を迎えてしまった。第1ラウンドは10番からスタート。ティーショットはフェアウェイへ。残り160ヤードから7番アイアンでピン手前5メートルからバーディパットを沈めて好スタートを切った。ところが、ショットは不安定なまま13,14番で連続ボギーに。16番パー3では前の組がいたこともあり一息つけるタイミングだった。「スイングイメージを変えてみよう」と、思いつきではあったが球はまっすぐ行きだしたのだ。全体的にはミドルパットが入ってくれたりと、最後まで我慢を続けて流れを切らさずに行けることに成功。パーディ6つ、ボギー3つの3アンダー69をマークして2位と優勝争いが出来る位置に着けられた。
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競技情報〈TCPシニア選手権/1R〉工藤広治は1年越しのリベンジを誓い2アンダー3位タイに食い込む「今年は優勝しかないです」
2025年10月28日工藤広治は前半予定通りにパターを決めて3つ、後半に入ってティーショットが曲がりだし3ボギーを叩いてスコアを落としたが、2つのバーディを拾い、70ストローク2アンダーで首位と2打差の3位と優勝を狙える好位置につけて、最終日を迎えることになる。昨年大会は65をマークした渡辺龍策が大まくりし一気に上位を捉えて工藤とプレーオフにもつれ込んだ。4ホールの激闘は渡辺に軍配が上がり、工藤は落胆の色を隠せなかった。今年は静ヒルズから宍戸ヒルズに舞台が変わっているが「これまで何度もプレーさせてもらっているので、マネジメントも頭にあります。攻略のしがいがあるコース」といい、「プレーオフで負けてからというもの、プレースタイルを全部見直しました。今回は宍戸向きにマネジメントしやすいクラブセッティングにもしてきました」と意欲をみせる。
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競技情報〈TCPシニア選手権/1R〉「パッティングは要所要所で決まればいい」と吹っ切れた田辺正之が4アンダー首位
2025年10月28日「第21回PGAティーチングシニアプロ選手権大会」の第1ラウンドが茨城県笠間市にある宍戸ヒルズカントリークラブ・東コース(6,681ヤード/Par72)で10月28日に開催された。澄み切った青空が広がる宍戸ヒルズカントリークラブは、穏やかな風が大会の幕開けを彩り、ティーチングシニアプロの頂点を目指す戦いにふさわしい初日となった。安定したプレーで5つのバーディを奪い、1ボギーに抑えた田辺正之(58歳・勝浦ゴルフ俱楽部)が68で首位に浮上。1打差2位に足立智明(54歳・おゆみ野ゴルフガーデン)が続く。2アンダーに長田幹(52歳・KKGA)、林稔(53歳・フリー)、吉成文伸(59歳・平和台スポーツセンター)が続いている。田辺正之(58歳・勝浦ゴルフ俱楽部)が5バーディ・1ボギーの68で回り、初日トップに立った。「フェアウェイからアイアンのコントロールができましたし、いやらしいラインのパッティングも要所で決まってくれましたね」とぱっと表情も明るい。「宍戸ヒルズさんはコースが難しいので用心深く回りましたね。目標は2日ともアンダーパーで回りたい」。決意をにじませるように口元を結んで、明日への目標を立てている。
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競技情報〈TCPシニア選手権/事前〉宍戸ヒルズでティーチングシニアプロ日本一決定戦を開催
2025年10月27日「第21回PGAティーチングシニアプロ選手権大会」が茨城県笠間市にある宍戸ヒルズカントリークラブ・東コース(6,681ヤード/Par72)で10月28日、29日の2日間開催される。優勝者には賞金100万円と、2026年日本プロゴルフシニア選手権大会の出場資格が付与される。昨年の第20回大会は静ヒルズカントリークラブで開催され、大厚木カントリークラブに所属する渡邊龍策(写真)が初日76ストロークの26位と出遅れたものの、最終日に起死回生の”65”を叩き出し一気に優勝争いへ。工藤広治と4ホールのプレーオフを制し、渡邊が栄冠を手にしている。