第21回PGAティーチングプロシニア選手権大会

2025年10月28日(火)〜 29日(水)
宍戸ヒルズカントリークラブ・東コース
  • 〈TCPシニア選手権/1R〉1打差2位につけたプロ30年目の足立智明 "絶不調"の練習ラウンドから再起を願って戦い抜く
    競技情報

    〈TCPシニア選手権/1R〉1打差2位につけたプロ30年目の足立智明 "絶不調"の練習ラウンドから再起を願って戦い抜く

    2025年10月28日

    PGAメンバー入りしてから30年目を迎える足立智明(54)がティーチングプロシニア選手権初日は首位と1打差の単独2位につけている。アテストを終えて「上手くいきましたね」とすがすがしい表情をみせている。足立は大会前日の練習で「こんなに当たらないのは久しぶり」とショットが絶不調。普段はラウンド後に練習しないのだが、今回は”重症”だったのか練習場に直行したという。出球に困ったときは「スライスっぽく打って、謙虚に手前から手前からとマネジメントする」という。しかし今回の練習ラウンドでは”スライス”っぽく打とうとしても、左にしか行かなくなってしまい「どうやって“スライス”打てばいいんだろう」という不安な状況に陥っていた。結局練習場では答えは出ないまま、大会当日を迎えてしまった。第1ラウンドは10番からスタート。ティーショットはフェアウェイへ。残り160ヤードから7番アイアンでピン手前5メートルからバーディパットを沈めて好スタートを切った。ところが、ショットは不安定なまま13,14番で連続ボギーに。16番パー3では前の組がいたこともあり一息つけるタイミングだった。「スイングイメージを変えてみよう」と、思いつきではあったが球はまっすぐ行きだしたのだ。全体的にはミドルパットが入ってくれたりと、最後まで我慢を続けて流れを切らさずに行けることに成功。パーディ6つ、ボギー3つの3アンダー69をマークして2位と優勝争いが出来る位置に着けられた。

  • 〈TCPシニア選手権/1R〉工藤広治は1年越しのリベンジを誓い2アンダー3位タイに食い込む「今年は優勝しかないです」
    競技情報

    〈TCPシニア選手権/1R〉工藤広治は1年越しのリベンジを誓い2アンダー3位タイに食い込む「今年は優勝しかないです」

    2025年10月28日

    工藤広治は前半予定通りにパターを決めて3つ、後半に入ってティーショットが曲がりだし3ボギーを叩いてスコアを落としたが、2つのバーディを拾い、70ストローク2アンダーで首位と2打差の3位と優勝を狙える好位置につけて、最終日を迎えることになる。昨年大会は65をマークした渡辺龍策が大まくりし一気に上位を捉えて工藤とプレーオフにもつれ込んだ。4ホールの激闘は渡辺に軍配が上がり、工藤は落胆の色を隠せなかった。今年は静ヒルズから宍戸ヒルズに舞台が変わっているが「これまで何度もプレーさせてもらっているので、マネジメントも頭にあります。攻略のしがいがあるコース」といい、「プレーオフで負けてからというもの、プレースタイルを全部見直しました。今回は宍戸向きにマネジメントしやすいクラブセッティングにもしてきました」と意欲をみせる。

  • 〈TCPシニア選手権/1R〉「パッティングは要所要所で決まればいい」と吹っ切れた田辺正之が4アンダー首位
    競技情報

    〈TCPシニア選手権/1R〉「パッティングは要所要所で決まればいい」と吹っ切れた田辺正之が4アンダー首位

    2025年10月28日

    「第21回PGAティーチングシニアプロ選手権大会」の第1ラウンドが茨城県笠間市にある宍戸ヒルズカントリークラブ・東コース(6,681ヤード/Par72)で10月28日に開催された。澄み切った青空が広がる宍戸ヒルズカントリークラブは、穏やかな風が大会の幕開けを彩り、ティーチングシニアプロの頂点を目指す戦いにふさわしい初日となった。安定したプレーで5つのバーディを奪い、1ボギーに抑えた田辺正之(58歳・勝浦ゴルフ俱楽部)が68で首位に浮上。1打差2位に足立智明(54歳・おゆみ野ゴルフガーデン)が続く。2アンダーに長田幹(52歳・KKGA)、林稔(53歳・フリー)、吉成文伸(59歳・平和台スポーツセンター)が続いている。田辺正之(58歳・勝浦ゴルフ俱楽部)が5バーディ・1ボギーの68で回り、初日トップに立った。「フェアウェイからアイアンのコントロールができましたし、いやらしいラインのパッティングも要所で決まってくれましたね」とぱっと表情も明るい。「宍戸ヒルズさんはコースが難しいので用心深く回りましたね。目標は2日ともアンダーパーで回りたい」。決意をにじませるように口元を結んで、明日への目標を立てている。