第85回日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯
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【2R】10アンダー谷口が単独首位 通算2オーバー・52位タイまでの61人が決勝ラウンドへ
2017年5月12日第1ラウンドで64をマークし、単独首位でスタートした谷口徹が、第2ラウンドでも底力を発揮。前半は2連続ボギーでスコアを落としたものの、その後は着実にバーディーを積み重ね、4バーディー・2ボギー70でフィニッシュ。ただ一人、2ケタアンダースコアの通算10アンダーにスコアを伸ばして単独首位を守った。首位と2打差の通算8アンダー2位には5バーディー・2ボギー69で回った重永亜斗夢が着け、さらに1打差の通算7アンダーで宮里優作、通算6アンダー・4位に小平智が追う。第2ラウンドを終了し、通算2オーバー・52位タイまでの61人が明日の決勝ラウンドに進出。地元沖縄出身の宮里聖志、正岡竜二、伊波宏隆、國吉博一、比嘉拓也は惜しくも予選ラウンドで姿を消すことになった。競技終了後に開かれた記者会見では、PGA倉本昌弘会長が「尾崎将司選手のエージシュートが達成ならなかったことは、とても残念です」と第2ラウンドを振り返った。明日の第3ラウンドは悪天候の予報のため、アウト午前8時10分、イン午前8時のツーウエイスタートで行われることが伝えられた。
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【2R】第3ラウンドは16年の東建ホームメイトカップ最終日以来の最終組でスタート 重永
2017年5月12日「今日もパットが本当に良かった。一つもったいないボギーもありましたが、ミスは絶対あるので。でも(スコアの)貯金もあったのでミスを受け入れられました。リハビリ中ですからね」リハビリ中と公言する重永亜斗夢が、前日に続いて安定したゴルフを展開し、5バーディー・2ボギー69でフィニッシュ。通算8アンダー・2位の好位置に着け、第3ラウンドは16年の東建ホームメイトカップ最終日以来の最終組でスタートする。「優勝争い(を意識して)緊張すると思うんですけど、それよりも最近は自分のゴルフが出来ていなかったので明日も徹底して自分のゴルフをやるだけです。おそらく、そう上手くは行かないでしょうが、そのことを考えながらプレーすることかな」自分らしいゴルフ。それは無理をしないプレーとマネジメント。たとえばピンまで残り100ヤードはピンに絡めるチャンスだが、「自分は結構ミスが多く、ピン方向にはショットが行かない。グリーンに乗らないことすらある。それを悔しがらないのもダメですが、ミスの結果を受け入れ、パーをセーブできれば良しと割り切り、無理してピンを狙わないこと」だと重永は話すピンに絡めるショットがまだ不安定というのが、リハビリ中という理由の一つなのだろう。「明日は、家族を呼ぼうかな、なんて考えています」。順位はともかく、2戦連続の予選通過を果たし、決勝ラウンドに駒を進められたことを重永は素直に喜んだ。
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【2R】「先輩方に負けないように、明日からもガンガン行きます」 小平 優勝なら国内日本タイトル3冠最年少記録
2017年5月12日予選ラウンド2日間、谷口徹が首位の座を守った。通算10アンダー。それを追いかえるように小平智が第2ラウンドも前日と同じく69で回り、通算6アンダー・4位でフィニッシュした。第2ラウンドでは70歳の尾崎将司がエージシュート達成(スコア70)に一打及ばないプレーを展開し、49歳の谷口は70をマークした。「谷口さんに勝たれると色々本人から言われてしまうので、絶対に負けたくないですね。もう少しやさしいスコアで回って欲しいって言っておいてください」と記者たちを笑わせた後、本心を話し始めた。「(尾崎同様に)谷口さんも向上心が強く、49歳になっても上に行こうとする。(それを目の当たりにして)僕たち若手がもっと貪欲にならなければいけない。貪欲さに欠けている気がする。もっともっと上を目指し、一打一打を大事にして行きたいと思います」ロッカールームでの会話も吐露した。「あんなに優勝している人からショット天才とか言われて、嬉しいですね。逆に、パット天才(谷口)との勝負かとも言われましたからね。(二人を)合体したいくらいですね」と再び記者たちを笑わせたのだった。「先輩方に負けないように、明日からもガンガン行きたいと思っています」と小平は目を輝かせた。 ショットの好調さはキープしている。アイアンショットがピンに絡む。だが、スコアメイクの決め手となるパットが思うほど決まらない第2ラウンドだった。「前半は二つくらい外してしまい、伸ばし切れませんでしたが、ショットが良い分、(バーディーパットを外しても)落ち着いてラウンドできています。グリーンの芝目がきつく、ピンポジが難しい所が多っかたですね。パットがあともう少し入ってくれれば…。パットを調整して明日、明後日に備えたいです」 小平が日本プロゴルフ選手権を制したなら、27歳245日で国内日本タイトル3冠(15年・日本オープン、13年・日本ゴルフツアー選手権優勝)最年少記録を打ち立てることになる。
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【2R】パーパットは無情にもカップに蹴られ、記録達成はお預け ジャンボ尾崎エージシュートならず
2017年5月12日1番ホールからスタートした尾崎将司は、9番ホールでバーディーを奪うまでパーを重ね続けた。出場選手の多くが「構え難い」「ティーショットも2打目も難しい」と苦にする464ヤードの13番パー4ホール。第1ラウンドの対パーはプラス0・231で難易度ランキング4位。尾崎は前日ボギーを打っていたが、この日もボギーを叩いてスコアをイーブンパーに戻してしまった。それでも16、17番ホールで連続バーディーを奪い、2アンダーで最終18番パー5ホールを迎えた。パー以上でホールアウトしたなら公式戦初のエージシュート記録樹立となる。尾崎は3打目でグリーンを捕らえ、ピン手前6メートルのバーディーチャンスに着けた。報道カメラマンたちがグリーン奥に群がる。ボールはカップ手前で止まり、1メートル強のショートパットが残った。ギャラリーも、報道陣も記録達成を確信した。だが、パーパットは無情にもカップに蹴られ、記録達成はお預けとなった。「70歳でエージシュートと言われてもピンと来ないよな。でも最後(のホール)、あんな所に(カップを)切るかっていう位置だった。上り(のライン)だから、普通に行けばいいと思ったけど…」。最終ホールでの3パットを尾崎は、そう解説した。マウンドに切られたカップは傾斜と芝目によって予想以上に曲がるラインだったのだ。これまでの不振続きのゴルフを払拭するようなプレーを展開した一日だった。連続バーディー奪取した16、17番ホールは風が吹く中で、ティーショットも2打目も思い描いた通りのショットを放った。「そういうゴルフをやっていれば次につながると思う。3日間、しんどかった。練習ラウンドは余計だったかな(笑)」。第1ラウンド77、第2ラウンド71。4年ぶりのアンダーパースコアに対して自分を褒めながら、こう呟いた。「大したもんだよ。18番ホールはティーショットもセカンド、サードショットも良い球を打って、でもボギーになるって言うのは、ゴルフって不思議なもんだよな。 (スコアを出せる】雰囲気は出て来たから、あとはもう10ヤード飛ぶようになれば、まだ前向きな気持ちも出て来る」。尾崎はクラブハウスを後にした。古希を過ぎてもゴルフに対する向上心は決して失うことはない。尾崎の背中がそう語っているようだった。
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【2R】焦らず、余裕を持ってバーディーチャンスを作って行けばいい
2017年5月12日谷口徹は2010年、12年大会を制している。日本一のプロゴルファー決定戦で2度も頂点に立った余裕なのだろうか--。
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【2R】沖縄のギャラリーの声援、応援は温かいと宮里優作
2017年5月12日エージシュートにあと一打及ばずの71でホールアウト。尾崎将司が公式戦の大舞台で記録達成を逃したことを出場選手たちの誰もがスコア速報版で確認していた。
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【2R】南国特有の芝や風対策は万全とマークセンは5アンダー5位
2017年5月12日プラヤド・マークセン(51)は、10年前に出場した日本プロをよく覚えていた(最終順位53位)。だから、すでにコースマネジメントは頭の中でできている。必要なことは、風に強い低めのコントロールショット。そして、グリーンの芝目と傾斜は難しいと記憶しているから、アプローチショットは、絶対に直接ピンを狙わないということ。マークセンは、グリーンに乗せることだけに徹した。第2ラウンドは、5バーディ1ダブルボギーで3つスコアを延ばし、トータル5アンダーでフィニッシュした。
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【2R】21歳の誕生日を迎えた星野「何事も油断しない!」
2017年5月12日星野陸也はこの日21歳の誕生日を迎えた。
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【2R】大勢の地元ギャラリーをつれて第2ラウンドがスタート
2017年5月12日宮里優作が、大勢の地元ギャラリーに見守られる中、しっかりとしたドライバーショットを放ち、1番ホールからスタートしました。朝から沖縄特有の重い風が吹き始めているので、ゲームを大きく左右することになりそうです。