「今日もパットが本当に良かった。一つもったいないボギーもありましたが、ミスは絶対あるので。でも(スコアの)貯金もあったのでミスを受け入れられました。リハビリ中ですからね」
リハビリ中と公言する重永亜斗夢が、前日に続いて安定したゴルフを展開し、5バーディー・2ボギー69でフィニッシュ。通算8アンダー・2位の好位置に着け、第3ラウンドは16年の東建ホームメイトカップ最終日以来の最終組でスタートする。
「優勝争い(を意識して)緊張すると思うんですけど、それよりも最近は自分のゴルフが出来ていなかったので明日も徹底して自分のゴルフをやるだけです。おそらく、そう上手くは行かないでしょうが、そのことを考えながらプレーすることかな」
自分らしいゴルフ。それは無理をしないプレーとマネジメント。たとえばピンまで残り100ヤードはピンに絡めるチャンスだが、「自分は結構ミスが多く、ピン方向にはショットが行かない。グリーンに乗らないことすらある。それを悔しがらないのもダメですが、ミスの結果を受け入れ、パーをセーブできれば良しと割り切り、無理してピンを狙わないこと」だと重永は話すピンに絡めるショットがまだ不安定というのが、リハビリ中という理由の一つなのだろう。
「明日は、家族を呼ぼうかな、なんて考えています」。順位はともかく、2戦連続の予選通過を果たし、決勝ラウンドに駒を進められたことを重永は素直に喜んだ。