星野陸也はこの日21歳の誕生日を迎えた。
星野にとって公式戦初出場の第2ラウンドは、6バーディ4ボギーと、思うようなマネジメントができずに苦しい一日となった。「6アンダーまでいったので、途中までは90点!後半はボギーが続いたりして、マイナス40点です・・・」と、星野は悔しさを噛み締めた。
前半はバーディが獲れていたので、最後まで攻める姿勢を貫こうとした。だから、無意識に体がピンの方に向いてしまった。だけど、ショットの修正ができないまま、ボギーも出始めた。ひとつの動き、ひとつタイミングがかみ合わないと、すべて流れが変わってしまうのだ。終わってみれば、2アンダーと上位グループに残ったものの、21歳の誕生日は、良いことも悪いことも起こった一日となった。
「勉強になりました。『何事も油断しない!』ということ。ゴルフでも、ゴルフ以外でも通用することだと思います。今日はアンダーパーで回れたから、良しとします」と、星野は少し笑顔をみせた。そして決勝ラウンドでも「がんばります!」と活躍を誓った。