予選ラウンド2日間、谷口徹が首位の座を守った。通算10アンダー。
それを追いかえるように小平智が第2ラウンドも前日と同じく69で回り、通算6アンダー・4位でフィニッシュした。
第2ラウンドでは70歳の尾崎将司がエージシュート達成(スコア70)に一打及ばないプレーを展開し、49歳の谷口は70をマークした。
「谷口さんに勝たれると色々本人から言われてしまうので、絶対に負けたくないですね。もう少しやさしいスコアで回って欲しいって言っておいてください」と記者たちを笑わせた後、本心を話し始めた。
「(尾崎同様に)谷口さんも向上心が強く、49歳になっても上に行こうとする。(それを目の当たりにして)僕たち若手がもっと貪欲にならなければいけない。貪欲さに欠けている気がする。もっともっと上を目指し、一打一打を大事にして行きたいと思います」
ロッカールームでの会話も吐露した。
「あんなに優勝している人からショット天才とか言われて、嬉しいですね。逆に、パット天才(谷口)との勝負かとも言われましたからね。(二人を)合体したいくらいですね」と再び記者たちを笑わせたのだった。
「先輩方に負けないように、明日からもガンガン行きたいと思っています」と小平は目を輝かせた。
ショットの好調さはキープしている。アイアンショットがピンに絡む。だが、スコアメイクの決め手となるパットが思うほど決まらない第2ラウンドだった。
「前半は二つくらい外してしまい、伸ばし切れませんでしたが、ショットが良い分、(バーディーパットを外しても)落ち着いてラウンドできています。グリーンの芝目がきつく、ピンポジが難しい所が多っかたですね。パットがあともう少し入ってくれれば…。パットを調整して明日、明後日に備えたいです」
小平が日本プロゴルフ選手権を制したなら、27歳245日で国内日本タイトル3冠(15年・日本オープン、13年・日本ゴルフツアー選手権優勝)最年少記録を打ち立てることになる。