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日本プロ

【2R】南国特有の芝や風対策は万全とマークセンは5アンダー5位

2017年05月12日
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プラヤド・マークセン(51)は、10年前に出場した日本プロをよく覚えていた(最終順位53位)。だから、すでにコースマネジメントは頭の中でできている。必要なことは、風に強い低めのコントロールショット。そして、グリーンの芝目と傾斜は難しいと記憶しているから、アプローチショットは、絶対に直接ピンを狙わないということ。マークセンは、グリーンに乗せることだけに徹した。第2ラウンドは、5バーディ1ダブルボギーで3つスコアを延ばし、トータル5アンダーでフィニッシュした。

思い返せば10年前。つい欲がでてピンを狙ってしまうから、パーでいいところを簡単にボギーにしてしまい、失敗してしまった。だから、今回は10年前のリベンジでもある。タイ出身のマークセンにとって、南国特有の芝や風は、どんな状況でも対応できる自信がある。シニア入りしてからも、レギュラーツアーや、アジアンツアー、タイのローカルツアーとアジアを飛び回り、移動のとき以外はほぼ毎日、休みなくラウンドを欠かさないのが、マークセンの強さでもある。

「初日は、18番ホールでイーグルを決められたし、10年ぶりのコースでゲームを楽しんでいます。風も地形も難しいコースだから、思うようにいかないこともある。今日は5番でたたいたダブルボギーのようにイラつくときがあっても、今日は怒らないように、と平常心でいられたことが、うまく働いたのかもしれないですね」と穏やかに応えてくれた。

インタビュー直後、マークセンはキャディに「温泉だよ!すぐに温泉!」と、笑顔になった。試合後は、(ホテルにある)温泉を楽しむ日本の生活が、マークセンの元気の源だ。マークセンが日本プロで優勝すれば、最年長優勝の記録を更新する可能性もでてきた。