第12回いわさき白露シニアゴルフトーナメント
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シニアツアー
【いわさき白露シニア/1R】30代でプロ転向したルーキー飯田耕正 最終戦で自己ベストの4位タイ発進 残り2日間「積極的にいければ」
2024年11月23日今年2月に50歳の誕生日を迎え、3月の最終予選会で24位に入ってシニアツアーに参戦している飯田耕正。最終戦の初日は4バーディ・1ボギーの「69」で回り、3アンダー・4位タイと今シーズン最上位のスタートを切った。いぶすきゴルフクラブ名物の強風が吹くコンディションの中で「フェアウェイをとらえるティショットを多く打てて、比較的グリーンをとらえる回数も多かったので、大きなトラブルもなく最後まで何とかできました」と振り返る。 百戦錬磨の男たちが技を競い合うシニアツアーにおいて、飯田のプロとしてのキャリアは浅い。2004年、30歳のときに25歳以上のアマチュアゴルファーNo.1を決める「日本ミッドアマ」で優勝。06年にはJGAナショナルチーム入り。そこには東北福祉大2年の池田勇太や水城高校3年の永野竜太郎、のちにシニアツアーに参戦する田村尚之の名前も。12年、38歳のときに「いい選手と回るとすごい楽しい」とツアープレーヤーに転向し、レギュラーツアーでは13年「ミズノオープン」の31位タイが最高成績となっている。そして、19年に「PGA資格認定プロテスト」に合格し、45歳で名実ともにプロゴルファーとなった。社会人トップアマからプロになった選手では、前述の田村や寺西明がいる。田村はシニアツアー通算2勝。寺西は通算5勝で20年には賞金王のタイトルを獲得した。
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シニアツアー
【いわさき白露シニア/1R】最終戦にして今季シニア初出場、日下部光隆が2位Tの好発進 キャディは中1の長男「恥ずかしいプレーをしたくない」
2024年11月22日昨年の「PGAシニアツアー予選会・2次予選会」で敗退し、今季のツアー出場権を持たない日下部光隆が、主催者推薦でこの最終戦に出場している。日下部にとっては今年初めてのシニアツアーで「仕上げ方も間違えてきて、本当に調子が悪くて」という状態で鹿児島に入ったが、初日は5バーディ・1ボギーの「68」の好スコアで、トップの宮本勝昌とは1打差の4アンダー・2位タイで滑り出した。 2018年にシニアデビュー。レギュラーツアー時代に通算3勝を挙げた実力者も、シニアでは優勝したことも、賞金ランキング30位以内に入ってシードを獲ったこともない。今年はシニア初出場で、昨年も4試合の出場にとどまっている。「シニアの中だと飛ばないわけでもないですし、『もっと、もっと』という気持ちが強すぎたのかな。ビッグスコアを出そうとしていた」と、ここまで上手くいかなかった原因を分析している。そこで今週は「ショットが悪いし、謙虚にいったのが良かった。一個一個パーを拾って、ボギーをなるべく打たないゴルフです。けっこういい所からセーフティに打ったショットがバーディにつながったりもして、いい流れをつかめました」と、コースマネジメントを替えたことが奏功した。
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シニアツアー
【いわさき白露シニア/1R】今季未勝利ながらも賞金ランク8位につけているI・J・ジャン「最後は勝ちたい」
2024年11月22日今季は未勝利にも関わらず賞金ランキング8位の韓国出身I・J・ジャン(51)がシニア最終戦の第1ラウンドで6バーディ・2ボギーの4アンダー2位タイと好位置についている。バーディ発進を決め、フロントナインは3バーディ・1ボギーの34ストローク。ハーフターン後の10番をボギーにしてしまったが、その後はチャンスを作り続け3バーディを重ね34で回り、68は首位の宮本に1打差2位とスタートダッシュに成功している。「朝から風が強かったのですが、結構集中してできました。ティーショットが良かったので好スコアにつながりましたし、グリーンも早くて硬いのですが、パッティングもまあまあでした」と振り返る。安定したショットが、好スコアの流れを導き出しているのだ。
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シニアツアー
【いわさき白露シニア/1R】自信を持って臨んだ前年覇者の宮本勝昌が5アンダーで首位と好発進でも「ゴルフの難しさを痛感した一日」と悔しがる
2024年11月22日シニア最終戦「いわさき白露シニアゴルフトーナメント」の第1ラウンド。朝からだんだんと強く吹き始めてきた風は勢いを増し、最大で7メートルの風速を記録。緑豊かな開聞岳の麓で、選手たちは強風と難解なグリーンに苦しめられた。そんな中で好スタートを切ったのが、前年覇者の宮本勝昌(52)。この日は日大同期の横尾要と1つ上の兼本貴司というペアリング。3名ともプレーペースが速く、宮本にとっては良いリズムでプレーを進めることができたようだ。宮本はスタートホールをボギーにしてしまったが、直後の2番ではバーディで取り返す。4番で1つスコアを落としたが、すぐにバーディでバウンスバック。7、8番ではさらにバーディ数を伸ばして、前半を2アンダーでターン。後半は風も強まる中、耐えるプレーを強いられたが13、15、16番ではチャンスを生かして3バーディを奪取。計7つのバーディと2つのボギーは67の5アンダーで首位発進とスタートダッシュに成功。徹底したコースマネジメントが功を奏した。
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シニアツアー
【いわさき白露シニア/1R】64歳の東聡が2差4位タイの好発進!賞金シード60代全滅危機に「俺じゃなくても誰かは入るよ(笑)」
2024年11月22日国内シニアツアー最終戦「いわさき白露シニアゴルフトーナメント」は初日に競技が終了。すでに2年連続の賞金王を決めている前年覇者の宮本勝昌が7バーディ・2ボギーの「67」をマークし、5アンダーで単独トップに立った。1打差の4アンダー・2位タイで日下部光隆とI・J・ジャン(韓国)が続き、3アンダー・4位タイには東聡、塚田好宣、飯田耕正、サイモン・イエーツ(スコットランド)の4人がつけている。 今シーズンは賞金シードの30位以内に60歳以上が1人もいない。昨年、賞金シードを確保した64歳の東、62歳の久保勝美、61歳の清水洋一、61歳の崎山武志の60代カルテットはいずれもシード圏外にいる。現在、賞金ランキング41位の東聡は現在389万4566円で、シード確保には今大会で150万円以上の上積みが必要となる。そのためには単独6位(160万円)には入らなければならない。