第12回いわさき白露シニアゴルフトーナメント
-
シニアツアー
【いわさき白露シニア】賞金シードから60代の選手が消える!? 久保勝美、清水洋一、崎山武志の10年シード組が“圏外”で最終戦へ
2024年11月22日今週の「いぶすき白露シニアゴルフトーナメント」で国内シニアツアーはフィナーレを迎える。すでに宮本勝昌の2年連続賞金王は確定しているが、来季の出場権が得られる賞金ランキング30位以内のシード争いは混戦模様。ボーダーラインを550万円前後と仮定すると、26位の矢澤直樹(524万1254円)から下位は、しびれる戦いになることが予想される。 26位 矢澤直樹 524万1254円 27位 渡部光洋 521万5755円 28位 鈴木 亨 519万5258円 29位 太田祐一 470万3500円 30位 堺谷和将 456万956円 ===30位までがシード権獲得=== 31位 飯島宏明 446万2269円 32位 内田勝也 440万3114円 33位 久保勝美 427万2927円 34位 山添昌良 421万8804円 35位 山下和宏 414万6955円 36位 桑原克典 412万2136円 37位 篠崎紀夫 411万998円 38位 佐藤えいち 407万3724円 39位 野仲 茂 401万3881円 40位 今野康晴 395万460円 41位 東 聡 389万4566円 42位 久保谷健一 384万8071円 43位 宮瀬博文 375万1615円 44位 倉本昌弘 374万3701円 45位 今井克宗 371万867円 賞金ランキング29位の太田祐一はシード圏内にいるが、今大会の出場権を持たないため、シード圏外に押し出される可能性が高い。 また、今大会の賞金総額は5000万円。優勝1000万円、2位400万円、3位220万円、4位200万円、5位180万円……10位105万円となっているため、賞金ランキング45位前後の選手でも、今大会でトップ5に入れば十分に逆転シードのチャンスはある。また、賞金ランキング30位台前半の選手であれば、トップ10が1つの目安になるだろう。 10年以上賞金シードを獲得してきた60代トリオ、久保勝美(62歳・33位)、清水洋一(61歳・46位)、崎山武志(61歳・52位)の3人はそろってシード圏外にいる。「1打1打一生懸命やるだけ」(久保)、「こういう状況なので本当にやるしかない。目標は3位以内」(清水)、「頑張るだけ頑張ってダメならしょうがない」(崎山)と三者三様のコメントを残した。 昨年はシード圏内に久保(8位)、東聡(20位)、清水(26位)、崎山(27位)と4人の60代がいたが、今年は現時点で0人。久保の33位が60歳以上では最上位となっている。宮本勝昌、片山晋呉、崔虎星(韓国)、増田伸洋といった50代前半の選手たちがシニア入りしてレベルが上がったことで、世代交代が急速に進んでいる。 今大会を終えて、賞金ランキング51位以下の選手たちが来季の出場権を得るには、11月末から12月中旬にかけて3会場で行われるPGAシニアツアー予選会・2次予選会をまず突破しなければならない。そして最終予選会は例年と同じように年明けの3月に、今大会と同じいぶすきゴルフクラブで開催。2次予選通過者に賞金ランキング31~50位の選手たちを加えた3日間54ホールの戦いで20位前後に入ると、来シーズン、コンスタントに試合に出ることができる。優勝争いとともにシード争いからも目が離せない週末となりそうだ。 以下、シードがかかる選手たちのコメント。
-
シニアツアー
【いわさき白露シニア】米シニア参戦を目指す宮本勝昌は菊池雄星の英語インタビューに刺激「あそこまで行きたい」
2024年11月21日明日22日から3日間の日程で、国内シニアツアー最終戦「いぶすき白露シニアゴルフトーナメント」が開催。前回大会は2日目にトップに立った宮本勝昌がそのまま逃げ切り、シーズン3勝目と同時に自身初めての賞金王を獲得した。今年は3週前の「コスモヘルスシニア」で2位に入り、すでに2年連続の賞金王を決めている。 「一戦必勝は変わらない」。賞金王が確定していても、いつもと同じ準備と心構えで試合に入る。そんな宮本が「難しかった」と語るのは、前週出場した米シニアツアー「PGAツアー・チャンピオンズ」の1次予選会。「なかなか下を気にしながらプレーすることがないので、妙に安全運転だったりした」。
-
シニアツアー
【いわさき白露シニア】シーズン最終戦の大一番を前に、今季シニアツアー12試合を振り返る
2024年11月21日シニアツアー最終戦の初日を迎えるにあたり、今シーズンもハラハラドキドキした試合を回顧する。2024年PGAシニアツアーは、新しい時代の到来を感じさせるシーズンになった。開幕戦の「ノジマチャンピオンカップ」は春の箱根に吹く冷たい北風と春の暖かさが入り混じる中で、兼本貴司が後続の追い上げを振り切り、2年振りの優勝2勝目を挙げた。第2戦「すまいーだカップ」では、永久シード選手の片山晋呉がシニアツアー参戦11試合目にして念願の初優勝。第3戦「スターツシニア」は、昨年賞金王の宮本勝昌が2位と6打差をつけて圧勝すると、続く第4戦新規シニア「倉本招待EAGLE CUP」でも最終日4打差を逆転して2戦連続優勝、通算5勝目を飾った。