第91回日本プロゴルフ選手権大会
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日本プロ
【日本プロ/1R】ティーチングプロ選手権覇者・大木昌幸が挑む初のレギュラーツアーは「70台に合格点」
2024年7月4日昨年10月に行われた「PGAティーチングプロ選手権」では当時52歳の大木昌幸が寺澤宜紘とのプレーオフを制して最年長優勝を飾り、本大会への出場権を獲得した。ティーチングプロ選手権は、レギュラー、シニア、グランド、ゴールドの4部門があるが、大木は50歳以上ということもありシニアの部を選択することも可能。それでもレギュラー世代と戦うことには意義がある。ティーチングプロにとっては、一年に一度の選手権。過去3度(伊勢、静ヒルズ、矢吹)最終日最終組で戦った経験もあるので「年々うまくなっている気はしていました。若い選手には飛距離で差をつけられますが、自分の身体に見合った効率の良いシンプルなスイングができている」という実感があるので、レギュラーの部でも「まだやれる」と自身を鼓舞することのできる大会だ。日本プロ出場が決まってから8か月の月日が経ち、7月4日の午後12時15分に念願だったレギュラーツアーの舞台で大木はティーショットを放った。気負わず、リラックスしていたつもりだった。自分なりに万全を期して挑戦するはずだった。ところが10番から3連続ボギーと苦しい展開のスタートになってしまった。「縦距離を意識してしまったのがいけなかったのかな。どれもつまらないボギーでした。フェアウェイには置けていたのにボギー。そうですね、アドレナリンが出たのかもしれませんね。次のホールでは飛んじゃってボギー。その次は絶対に落としてはいけない右に落として、それでもボギー。できてなかったです。落ち着いているつもりなんだけど、何故かね、なかなかやらせてくれなかった」と肩を落とした。
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【日本プロ/1R】午前組では清水大成、金谷拓実、蟬川泰果が6アンダーで首位スタート、午後組の杉浦悠太も加わりトップは4名
2024年7月4日岐阜県にある富士カントリー可児クラブ可児ゴルフ場志野コースで「日本プロゴルフ選手権大会」の第1ラウンドが4日、144名が出場し開催された。日本最古のプロトーナメントで今年は91回目を迎えている。大会は午前、午後に分かれてスタート。金谷拓実、蟬川泰果、杉浦悠太、そしてツアー未勝利の清水大成が6アンダーで首位タイに並んだ。1打差5位タイに池田勇太、永野竜太郎、平本世中、宋永漢が続いている。前年覇者の平田憲聖は1オーバー72で回り73位と出遅れている。 「ノーボギーゲームで完走してきた選手はとてもクレバー(賢い)なんだと思います。このコースは視覚的にも欲が出てしまうので、(罠に)誘われやすいのですが、ベストコンディションの中で、自分のゲームを最後まで全しているんだと思います」と評価したのは、大会コースセッティングアドバイザーの桑原克典。首位タイに並んだ3名のプレーヤーは午前組でスタート。3名は互角の戦いが繰り広げた。