第20回PGAティーチングプロシニア選手権大会

2024年10月9日(水)〜 10日(木)
静ヒルズカントリークラブ
  • 〈TCPシニア選手権/1R〉シニアルーキーとして挑む中山勝人が3アンダー首位発進、レギュラーで叶えられなかった優勝を目指す
    競技情報 ティーチングプロ

    〈TCPシニア選手権/1R〉シニアルーキーとして挑む中山勝人が3アンダー首位発進、レギュラーで叶えられなかった優勝を目指す

    2024年10月10日

    「PGAティーチングプロシニア選手権大会」の第1ラウンド。朝からコースに降り注いだ雨の影響で、コース整備に時間を要し、当初より1時間遅らせて競技がスタート。朝9時の時点で気温は15度と手がかじかむ寒さと秋雨の中で選手はティーオフした。 首位に立ったのは69をマークした中山勝人(50歳・A級)。1打差2位には林稔(52歳・TP-A)、工藤広治(51歳・B級)、冨田貴仁(52歳・つくばねCC)の3名。前年覇者の渡邊達(58歳・A級)は3オーバー19位に着けている。  続々とホールアウトしてきた選手の中に、大会連覇を狙う渡邊達の姿があった。渡邊は「連覇の邪魔をしてきたね」と中山に声をかけた。中山は最終組でホールアウトしてきたばかり。アンダーパーが全体の3パーセントという厳しいコンディションの中で、中山は「チャンピオンに追いつきますよ」と笑いながら、渡邊との会話を楽しんでいた様子がみられた。

  • 〈TCPシニア選手権/1R〉”日本一小柄”なプロゴルファー冨田貴仁が2位に「ショットよりアプローチとパター」で優勝争いに挑む
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    〈TCPシニア選手権/1R〉”日本一小柄”なプロゴルファー冨田貴仁が2位に「ショットよりアプローチとパター」で優勝争いに挑む

    2024年10月9日

    「日本一小柄なプロゴルファーだと思ってます」と身長156センチの冨田貴仁は胸を張った。「自分のゴルフはショットよりもアプローチとパター」というのが冨田のスタイルだ。冨田は「雨なので、おとなしく無理せず」を心がけた第1ラウンドがスタートした。冷たい雨の降りしきる10番ホールからスタート。12番パー3でティーショットが隣のホールに流れてしまい大ピンチが訪れたが、グリーンを狙ったセカンドショットがピン80センチに寄ってパーセーブ。「なんとなく感触はいい」とゲームを進め、17番で5メートルを沈めると、18番ではセカンド125ヤードをピンに絡めて連続バーディ。難易度の高いインコースを、冷静に見定め後半につなぐことができていた。

  • 〈TCPシニア選手権/1R〉飛ばしが武器の工藤広治は新兵器「ミニドライバー」を駆使して2位と好発進
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    〈TCPシニア選手権/1R〉飛ばしが武器の工藤広治は新兵器「ミニドライバー」を駆使して2位と好発進

    2024年10月9日

    初日2アンダー2位と好スタートを切った工藤広治。自身の経営する「工藤ゴルフスクール」では、トラックマンを使用した「飛距離アップ」のレッスンやクラブフィッティングを行っている。個人レッスンが中心で、茨城県にある練習場やゴルフ場が活動拠点であり、この静ヒルズでもラウンドレッスンをする機会があるという。「良く知るコースというのは、それだけマネジメントが求められますよね。特に試合だと意気込んでしまうので、これまで初日に大叩きする傾向があって、ティーチングプロ選手権のレギュラーでも毎年、初日に崩れていて…」と悔しがる。それが今年は一転、良く知るコースでも初日に2アンダー2位タイと好スコアにつなげた。「初日のスタートは本当に大事。僕の場合はドライバーで300ヤード近く飛距離が出るので、本番になると突き抜けたりする。軽く打つのが下手なんですよ。スコアも落としてくると力んじゃって、ショットも曲ってと、悪循環だった。だから今年こそは厳しいコンディションの中で、自分の決めたマネジメントをやり通して、ようやく結果が出ました」と胸をなでおろした。

  • 〈TCPシニア選手権/1R〉「ひとつずつ、おとなしく伸ばす」と言い聞かせながら、林稔が2アンダー2位スタート
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    〈TCPシニア選手権/1R〉「ひとつずつ、おとなしく伸ばす」と言い聞かせながら、林稔が2アンダー2位スタート

    2024年10月9日

    「PGAティーチングプロシニア選手権大会」の第1ラウンド。朝からコースに降り注いだ雨の影響で、コース整備に時間を要し、当初より1時間遅らせて競技がスタートした。スタート時の気温は15度と手がかじかむ寒さの中で選手はティーオフした。  第1ラウンドの午前中はスタート時刻に強い雨が降り、タフなコンディションの中で戦いを強いられたが、林稔(52)は「天気は別もの。自分のゴルフは無理せずやろう」と固く自分に誓った。前半1アンダー。後半はティーショットがようやくフェアウェイに置けるようになって落ち着いてプレーができて1アンダーでまとめた。この日のラウンドを4つのバーディ、2つのボギーで我慢し、掲げていた「2アンダー」という目標を達成。「1つずつ、おとなしく伸ばす」とラウンド中は何度も自分に言い聞かせて、窮地を凌いできた結果だった。