すまいーだカップ シニアゴルフトーナメント

　プラヤド・マークセン（タイ・５１）は今年も強い。先週の全米プロシニアで１１位になって、来日直後のシニアツアー今季初戦で終盤を突き放す「王者のゴルフ」を見せた。

　米山剛（５２）が初優勝のチャンスをもったいない３パットで逃した。「ショットは悪くなかった」と、前半から飛ばした。３、５番でバーディーを取り、８番パー５では１２メートルのイーグルパットを２メートル近くオーバーしたが、返しを入れてバーディーとし「雰囲気が出てきた」という。９番では上１メートルながら難しい下りのパットをカップの右ふちから流し込んだ。１１番まで４連続バーディーで、通算１４アンダーまで伸ばし、この時点で首位だったパク・ブーウォンと並んで首位に立ったが、本人はそれを知らなかった。

　崎山武志（５４）が孫娘の応援を受けて序盤追いかけたが、最後は息切れして通算１１アンダーの６位に終わった。自宅が車で３０分と近いこともあって、この日は家族が応援に駆け付けた。スタート前には孫娘を抱きながらリラックス。「地元優勝」と「孫娘と優勝カップ記念撮影」を目指した。

　井戸木鴻樹（５５）が最終日６６で回り、２日目６４と合わせて2日間で１４アンダーをマークし、通算１２アンダーで２オーバー初日５０位スタートから４位フィニッシュとなった。「ショットもパッティングも、昨日（２日目）から雰囲気が出てきている。まだパッティングは怖いし、手がプルプルになるんやけど、思ったところに出てくれている。しょうもないミスがなくなった」と、パッティングの悩みが解消してきている。

ＰＧＡシニアツアー新規開催大会「すまいーだカップ シニアトーナメント」の最終ラウンドが３日、栃木のイーストウッドカントリークラブで行われた。１１アンダーで首位タイスタートのパク・ブーウォン（韓国・５１）とプラヤド・マークセン（タイ・５１）がバーディ合戦を繰り広げ、激しいトップ争いを演じた。

熱戦の最終ラウンドが行われています。上位は大混戦で、バーディ合戦の模様です。

ＢＳ－ＴＢＳにて最終日の戦いを中心に放送いたします！