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【日本プロ/事前】新緑がまぶしい谷汲コースでレギュラーツアーデビューを飾る大瀧一紀、黒田智之

2025年05月20日
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日本プロ開催まであと2日。会場の三甲ゴルフ倶楽部谷汲コース(岐阜県)は5月20日、練習ラウンド日が設定され、朝7時からギャラリーゲートがオープン。出場選手は続々と練習をスタートし、ラウンドの感触を確かめた。ギャラリーにとっては選手との距離が近くなる貴重な一日で撮影も可能。練習ラウンドや談笑する様子などをカメラに収めつつ、「谷汲から見渡す山の緑がとてもきれい」と観戦に訪れた女性二人組は景観を中心に、夢中でシャッターを切る姿も。5月はなんといっても新緑がまぶしい季節ということもあり、雄大な谷汲の山々をバックにプレーを満喫した。

出場選手144名の中には、歴代チャンピオンもこぞって参戦する。前回開催した2006年の日本プロチャンピオン近藤智弘をはじめ、池田勇太(2009)、谷口徹(2010、2012、2018)、手嶋多一(2014)、谷原秀人(2016)、宮里優作(2017)、石川遼(2019)、堀川未来夢(2022)、杉浦悠太(2024)と劇的な優勝を飾った選手が顔をそろえる。またPGAならではの付与資格が用意されており、昨年の資格認定プロテストでトップ通過を果たした山下勝将や、ティーチングプロ資格保持者のみが出場できるティーチングプロ選手権で優勝を飾った大瀧一紀、プロテスト合格者のみが出場できる3月の新人戦で優勝した黒田智之といったフレッシュな顔ぶれや、直近のPGA後援競技(岐阜オープン、北陸オープン、野萩カップ)で優勝している三島泰哉(優勝がアマチュアのため次点)、金岡奎吾、佐藤圭介といった実力ある選手も出場する。また昨年からPGA会員のみが出場できる各地区予選会(セクションツアー)が行われており、上位選手84名が地区の代表として戦いに挑むことになる。

日本最古のプロ選手権で今年のプロゴルファー日本一を決める舞台は、岐阜の緑豊かな谷汲コースで準備が整ってきている。

~~~ 大会を目前に ~~~

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大瀧一紀 (2024年PGAティーチングプロ選手権・優勝)

普段練習したことがないくらいのグリーンスピードですし、距離も長く、ラフも長いですね。やり慣れてないと、やっぱり難しい。ナイスショットが打てないし、打てるエリアが見えてるのに、チョロみたいなのがでます(笑)

普段プレーするコースでは味わえないツアー仕様のコンディションがこんなに違うなって実感しています。覚悟してそれなりに対応できるように練習してきたつもりですが・・・

しっかりフェアウェイにボールを置いておかないと、ゴルフをさせてもらえないですね。僕は長いものの精度を上げる練習ばかりやってきて、その辺は自信もってできるようになってきたのですが、短いのが得意じゃないので、短いのに不安があるなって。諸刃の剣かなって不安もありますが、もう残り数日ですし、精一杯やるしかないです。

ここにいるトーナメントプロみなさん、本当に恐れ多い方ばかりです。今日は河本力さん、大嶋宝さん、中村志凪さんと一緒に回らせてもらって、貴重なラウンドで勉強になりました。

数日前に、インスタで出場選手一覧がでていたのを見ました。予選会からの資格ではなくてシード選手の方々と一緒に自分の名前があるのをみて、こんなところに名前があっていいのかなあって。いよいよ出場するという実感がわきました。この貴重な機会でいろいろと収穫したい。予選通過目指します。そしてレッスンスタジオ(STUDIO TRINITY)の生徒さんたちに、この体験を伝えたい。

4月は車で8時間かけて練習ラウンドに来ました。なかなか来られるところではないので、3日間やって帰ったんですけど、その時のコースのキャディさんがハウスキャディとしてついてくれることになって、とても心強いです。

あとは自分の心の持ちようと腕。頑張ってきます。

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黒田智之 (2024年度新人戦・優勝)

グリーンめちゃくちゃ速く仕上がって、硬くてなってきていますしラフも深くて。初めてのレギュラーツアーデビュー戦なので、難しいなと感じています。

220~230ヤード程度の長いパー3が用意されているので、ユーティリティを重点的に練習してきました。ショットの調子は前半まではよかったのに、後半はいつも通り(笑)。

新人戦勝ってから、ちょっとあとくらいに小学校の時から知り合いの杉浦悠太さんに連絡したんですよ。日本プロの練習ラウンドいれてってダメ元でお願いしたら「いいよー」って。で「やったー」って(笑)。田中章太郎さんも去年のQT練ランで回っていますし、今日は最高の練習ができました。

全米オープン予選会トップ通過ですよね。世界の杉浦さんでした。ショット、打ってる球がぜんぜん違うし、グリーン周りのショートゲーム練習してるのをみて、上手ですし、うらやましいなって。深いラフの打ち方を教えてもらって、収穫がありました。

なんとかなればいいけど、本番になってみないとわからないです。地元ということもありますし、バーディをたくさん獲りたい。ちゃんと予選通って、少しでも上位に行けるといいです。

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黒田智之&帯同キャディ橋本拓真