「第6回PGAティーチングプロゴールドシニア選手権大会」第1ラウンドが29日、茨城県のロックヒルゴルフクラブ・レイクコース(5,889ヤード・パー72)で行われた。68歳以上のティーチングプロ35人が出場し、72歳の橋本日都(TP-A)が3アンダー69をマークしエージシュートを達成。単独首位スタートを切った。
2アンダー70の2位タイには、橋野寿造、島村豆至天、浜野治光、後藤満吉、池田健司、伊藤正己の6選手が並び、首位を追走。さらに1アンダー71の8位タイには、71歳の大谷朗と近藤年弘が続いており、上位争いは混戦模様となっている。
また、第1ラウンドではエージシュートが相次いだ。首位橋本のほか、70歳の島村、後藤、伊藤が70、71歳の大谷が71、72歳の池田が70、75歳の竹下忠直が72をマーク。今回78歳で最高齢出場の佐藤正一も78ストロークで回り、ゴールドシニアならではの円熟したプレーが見られた。
最終日は、初代王者を目指す橋本の逃げ切りか、それとも実力者たちによる逆転か。68歳以上のティーチングプロ日本一を懸けた熱戦に注目が集まる。
第1ラウンド後の橋本は「今回は距離がだいぶ前に出ていたので、私としては助かりました」と笑顔を見せた。
同組のライバルでもある伊藤正己は「橋本さんに50ヤードも置いて行かれる」と言い、今の橋本には自慢のドライバーが最大の武器でもある。「同年代の選手より少し前に飛ぶことがあるので、2打目で短いクラブを持てるのが大きかったですね。それが今日のスコアにつながりました」と振り返った。
ドライバーの平均飛距離は「270ヤード」と、72歳でも飛距離は落ちていないという。周囲からは「何を食べているんですか」と聞かれ驚かれることも多く、「この年代でも距離だけは皆さんより少し出るみたいですね」と照れながら語った。
会場となったロックヒルゴルフクラブ・レイクコースについては「グリーンも含めて状態はいいですが、グリーンは少し読みづらかった。老眼のせいかもしれませんけどね」と冗談を交えながら振り返る。
現在は週3日ほど”ゴルフ5”に勤務する傍ら、福島県内のゴルフ施設(エレガンスゴルフガーデン、モットワンゴルフ)でレッスン活動も続けている。応援してくれる生徒について尋ねられると、「私より年上の方もたくさんいますからね。その人たちに良い報告ができればうれしいです」と話した。
それにしても衰えを知らない元気な姿勢。橋本の若々しさの秘訣は日々の運動習慣にあるという。
「お医者さんから1日8000歩は歩きなさいと言われましてね。ゴルフだけでは足りないので、自宅のランニングマシンで歩いています」と周囲を驚かせる。
健康維持のために始めた取り組みだが、その積み重ねが競技力の維持にもつながっている。「明日も今日みたいな数字が出せるように頑張ります」。単独首位で迎える最終日へ向けても気負いはない。
飛距離という武器と、健康を大切にする日々の努力。そして何よりゴルフを楽しむ気持ちを胸に、橋本がゴールドシニア日本一へ向けて最終日に臨む。