「第28回PGAティーチングプロ選手権大会 新宝塚カントリークラブカップ2026」の第1ラウンドで、地元関西を拠点に活動するトーナメントプレーヤーでティーチングプロB級資格を持つ寺澤宜紘が4アンダー68をマーク。首位・石毛巧とは6打差ながら、3位につける好位置で初日を終えた。
寺澤にとって新宝塚カントリークラブは特別な舞台だ。3年前の同大会では優勝争いを演じながらプレーオフで惜敗。あと一歩のところでタイトルを逃し、「いつかリベンジしたい」という思いを抱き続けてきた。その後、再び会場が新宝塚CCに決まると、「本戦には必ず出たい」と強い気持ちで今大会を目指してきた。
そんな思いを胸に迎えた初日は、3番で5メートルのスライスラインを沈めて最初のバーディ。続く4番ではセカンドショットを50センチにつけるスーパーショットで連続バーディを奪い、流れをつかんだ。
7番で3パットのボギーを喫したものの、後半に入ると再びギアを上げる。10番パー5ではティーショットがカート道で跳ねて大きく前進する幸運もあり、楽々2オンに成功。イーグルこそ逃したがバーディを奪った。
圧巻だったのは12番パー5。完璧なティーショットに続き、セカンドを3メートルにつけてイーグルを奪取。一気に上位争いへ名乗りを上げた。その後も15番では30センチにつけるショットでバーディを重ね、着実にスコアを伸ばした。
終盤17番ではティーショットを左に曲げ、グリーンが見えない難しい状況からバンカーにつかまりボギー。それでも寺澤は冷静だった。
「3パットと17番のボギーはミスでしたけど、自分の中では仕方ない部分もあります。プレー内容自体は悪くなかったですし、パターもまだ入りそうな感覚があります」と手応えを口にする。
首位との差は6打。「まだまだ十分にチャンスはあります。明日は追い上げる気持ちでいきます」と逆転への意欲を隠さない。
現在は兵庫県伊丹市のゴルフセンター171、大阪府の阪神ゴルフセンター大正店、西宮市のゴルフクラブ松井などでレッスン活動を展開。プライベートレッスンを中心に多くの生徒を抱え、「レッスンもゴルフも楽しみながらやっています」と充実した表情を見せる。
会場までは自宅から車で約40分。練習ラウンドも重ね、「地元なので人一倍このコースを知っていると思う」とコースへの自信ものぞかせた。
3年前にあと一歩届かなかったタイトル。その悔しさを胸に刻み続けてきた寺澤が、地元開催の大舞台で再び優勝争いに加わった。最終日は“雪辱の18ホール”となる。