「第28回PGAティーチングプロ選手権大会 新宝塚カントリークラブカップ2026」の第1ラウンドでは、トーナメントプレーヤーでティーチングプロB級資格を持つ石毛巧が、10アンダー62の大会ベストスコアをマーク。後続に5打差をつける圧倒的な内容で単独首位に立った。
石毛は今大会出場をかけた2次予選会でもトップ通過。今季はファーストQT突破に加え、台湾ツアーにも積極的に参戦するなど競技経験を重ねており、その成果を存分に発揮した1日となった。
「決勝まで来られたので、いい成績で上がりたいという気持ちはありました。ただ、このコースは一筋縄ではいかないと分かっていました」と振り返る。好スタートのきっかけは1番ホール。下りのバーディーパットを慎重に沈めると、「あそこで流れが作れた」と序盤からリズムに乗った。
この日は1イーグル、9バーディーを量産。ショット、パットともにかみ合ってくれた。
「今日は本当にすべてが良かったです。ショットもピンについていましたし、『これは入らないだろう』というパットが1つ、2つ入ってくれました。それが重なって10アンダーになったと思います」と安堵した。
ハイライトのひとつは前半6番ホール。665ヤードのパー5は攻略の鍵とされるホールで、石毛は8メートルのバーディパットを沈めた。
「自分の中ではキーホールでした。寄ればいいかなと思って打ったパットが入ってくれて、さらに流れが良くなりました」と振り返った。
さらに後半12番パー5では残り235ヤード前後からクリークで放った第2打を2メートルにつけ、イーグル奪取。難しいラインを読み切り、一気にスコアを伸ばすことに成功したのだった。
現在はゴルフパートナー南流山店でレッスン活動を行う一方、競技にも力を注ぐ。「レッスンと試合の両立を大変だと思ったことはありません。自分が良くなるために取り組んでいることを、そのままレッスンにも生かせています」と笑顔を見せる。
近年の成長を支えているのが台湾ツアーへの挑戦だ。昨年のQTで悔しい結果に終わった経験を糧に海を渡り、多くの実戦経験を積んできた。
「いろいろな経験ができましたし、それが今につながっていると思います。いい状態で今大会に入れました」と言葉をかみしめる。
レッスンに通う多くの生徒たちの存在も「応援してくださる皆さんに、いいところを見せたいと思っていました」と励みでもある。
本人も驚くビッグスコアに、同伴競技者もエールを送ってくれた第1ラウンド。自己ベストスコア更新も1打クリアした。そして残り18ホール。首位とはいえ油断はない。
「だいぶいい位置には立てましたが、明日どうなるかは分かりません。ひとつひとつ丁寧にプレーしたいです」と気を引き締めている。
2次予選会トップ通過、そして本戦初日の62というスコア。強さをみなぎらせる31歳のティーチングプロが、最高の流れのまま“日本一”へあと1日を戦う。
石毛巧と同組でプレー 倉元剛志、宮﨑亮他、小澤一馬もエールを送ってくれました