PGAティーチングプロ選手権大会第1ラウンドで、PGA会員2年目のA級ティーチングプロ舘祐樹(たち・ゆうき)が7バーディ、2ボギーの67をマーク。攻めのゴルフで上位につけ、優勝争いに名乗りを上げた。
この日の舘は序盤から安定したショットが光った。1番で50センチほどにつけてバーディ発進。3番、4番でもスコアを伸ばし、後半は10番から3連続バーディを奪うなど勢いに乗った。
「ショット自体は全体的に良かったですし、長い距離のパットもうまく合わせられました。一番良かったのは短い距離のアイアンショットで、ピンにしっかり絡んでくれたことですね」と一日を振り返った。
一方で、5番と17番ではボギーに。いずれもティーショットのミスが原因だったが、そこで無理をせず冷静な判断を貫いた。「17番は右に飛んで木に当たってしまって。ティーショットを打った時点で『これはボギーだな』という状況でした。無理をせず、一度気持ちを落ち着けてプレーできたのは良かったと思います」。
結果的に7バーディを奪って67。「今日は花丸ですね」と笑顔を見せる満足のラウンドとなった。
現在は全国に店舗を展開するインドアゴルフ施設「SMART GOLF」のレッスンプロとして活動。各店舗を回りながら会員へのレッスンを行っている。レッスン歴は9年目を迎え、PGA入会からは2年目。それでも競技への情熱は変わらない。
「お客様を上達させることはもちろんですが、自分自身が成長し続けないとゴルフに真剣に向き合えなくなるんです。だから練習も続けていますし、競技にも出続けています」とゴルフに対するモチベーションは高い。
もともとはトーナメントプレーヤーを目指し、最終プロテストにも複数回挑戦した経験を持つ。現在はティーチングプロとして充実した日々を送りながらも、自身のゴルフにも磨きをかけ続けている。
大会出場は3回目。初出場時は最終ホールでOBを打って決勝進出を逃し、昨年も思うような結果を残せなかった。それだけに、今年への思いは強い。
「もちろん優勝を狙っています。でも今日もずっと考えていたのは、一つ一つ丁寧にプレーすること。どこに打つのか、ラインをどう読むのかをしっかり整理してプレーできれば、結果はついてくると思います」。
首位を見据える最終ラウンド。競技者としての向上心と指導者としての経験を武器に、舘が悲願のタイトル獲得へ挑む。