「第6回PGAティーチングプロ女子選手権大会」の第1ラウンドでは、今年入会で初出場の鈴木磨夜が3バーディ、2ボギーの71をマーク。首位の新田とは2打差の2位につけ、優勝争いに名乗りを上げた。
鈴木はこの日、8番、10番、11番でバーディを奪う一方、2番と17番でボギー。ショット自体の状態は悪くなかったが、グリーン上で苦戦したという。「ショットはそんなに悪くなかったんですけど、グリーンでちょっと苦戦しました。ボギーもどちらも3パットで、もったいなかったですね」。
チャンスは数多く作った。3メートル以内のバーディパットも少なくなかったが、あとひと転がりが届かず、スコアを伸ばし切れなかった。
「練習ラウンドからグリーンが速い印象があって、少し怖がって打てない部分がありました。そこを修正して明日につなげたいです」とやるべきことははっきり見えている。
それでも初出場ながら堂々の上位発進。持ち味は240ヤード前後の飛距離だ。この日は首位の新田と同組でラウンドし、その飛距離が好プレーにもつながった。新田からも「鈴木さんのティーショットにつられて自分も良いリズムでプレーできた」と評されるなど、存在感を示した。
現在はPGMのレッスンサービス「WITH GOLF」で活動し、阿見ゴルフクラブやグランドスラムカントリークラブなどを中心に週2〜3回レッスンを行っている。一方で競技にも積極的に出場しており、トーナメントプレーヤーとしての夢も追いかける。
「競技も続けているので、やっぱり優勝したい気持ちは強いです」と口元を引き締める。
日本大学出身で、男子ツアーで活躍する清水大成らと同世代。多くの女子選手が競技の第一線を離れる中、ティーチング資格を取得しながら競技を続ける数少ない存在でもある。
「なるべくグリーンを外さないことが大事。ロングパットが残ると距離感が難しいので、しっかりパーオンしていきたいです」。
首位との差はわずか2打。自身について「メンタルが弱いんです」と笑いながらも、「どうにか優勝したい」と率直な思いを口にした。
飛距離という武器を携え、競技とレッスン活動を両立する鈴木。初出場で迎える最終ラウンドは、大きな飛躍をかけた18ホールとなる。