現在、賞金ランキング2位につける岩本高志が、ファンケルクラシックで逆転優勝を狙う。8位から出た2日目は7バーディ・2ボギーの「67」とスコアを伸ばし、トータル9アンダーの2位タイに浮上。最終日は首位と6打差で最終組から逆転を目指す。
この日はアウトからスタート。3番で3メートル、4番では下りの4メートルを沈め、連続バーディを先行させた。6番は右ラフからパーオンできず、花道からのアプローチも寄せきれずにボギー。8番では8メートルから3パットを喫した。それでも後半はスコアを落とすことなく3つ伸ばし、最終18番パー5では2オンに成功。10メートルから2パットでバーディを奪い、締めくくった。
ただ、ホールアウト後の表情は晴れなかった。というのも、「調子はあまりよくない」状況が続いているからだ。「日本シニアオープンで負けてからがっかりして」と、3位に終わった「日本シニアオープン」では最終日にスコアを伸ばせず、メジャー初優勝を逃した。続く「コマツオープン」でも最終日を最終組で迎えたが、「自分の感じではなく、気持ち悪さがありながら」と、思うようなゴルフができなかった。
「今週は修正しなきゃと思って、少しイメージを変えながらやったところが良かった」。違和感を覚えていたのはスイングの動きだ。日本シニアオープンはラフが長く、フェアウェイをキープしたいあまりに「置きに行くスイング」になり、それがその後も続いていたという。「手が早かったのかなと思って、修正している最中です」と、ダウンスイングで手の振りが先行しすぎないように、下半身が動き出すタイミングなどを調整している。
この日は「ここ最近のなかでは、良かったと思います」と手応えをつかんだ。その後も練習場へ足を運び、ショットを調整。最後はパッティングの練習にも励んだ。
シニアツアー2年目の51歳。デビューした昨年は年間2勝を挙げ、賞金王争いにも加わったが、最終的には4位だった。今年も安定した成績を残しており、ここまで出場した10試合のうち、8月の「マルハンカップ 太平洋クラブシニア」での優勝を含め、8試合でトップ10入りを果たしている。
賞金ランキングは、1位の宮本勝昌に515万2463円差をつけられての2位。賞金額の大きい今大会で上積みし、差を縮めたいところだ。
首位を走る“タマちゃん”ことタマヌーン・スリロットとは6打差。「追うほうが気楽ですけど、差がついてしまっているので、僕も頑張るし、タマちゃん次第かなと思います。マルハンのときも(スリロットと)優勝争いしましたけど、去年もけっこう一緒に回ったけど、エッて思うパーとかバーディを取ってくるので、なかなか手強いですね」と眉間にしわを寄せた。
それでも、逆転への意欲は十分だ。今季初優勝を飾った「マルハンカップ 太平洋クラブシニア」でも、スリロットと最終組でプレーしている。再び直接対決となる最終日。難敵を追い上げ、今季2勝目をつかみ取れるか。