「ファンケルクラシック」第2ラウンドが裾野カンツリー倶楽部(7,027ヤード・パー72)で行われ、前年覇者のタマヌーン・スリロット(57)が圧巻のゴルフを披露した。首位で迎えたこの日、スリロットはボギーなしの6バーディー、66をマーク。通算15アンダーまでスコアを伸ばし、2位の小林正則、岩本高志に6打差をつける独走態勢だ。
ラウンド後のスリロットは、「今日はボギーフリーで回れたことが一番良かった」と、連日のノーボギーに笑顔を見せた。
唯一ヒヤリとしたのは14番パー4だった。ティーショットのクラブは3番ウッドかユーティリティーで悩み、ユーティリティーを選択。打ったショットは左のがけ下へ。第2打は「レイアップしてボギーも頭をよぎりました」と振り返る。しかしグリーンそばまでボールを運び、冷静にパーセーブ。「あそこでしっかり耐えられたことが大きかったですね」と笑みをこぼした。
今週は多くの選手が高速グリーンに苦しむ中、スリロットは抜群のパッティングでスコアを積み重ねている。
「今日は比較的長いパットも入りました。ただ、工夫しているのはなるべくピンの手前10メートル以内につけること。グリーンが遅くなる時間帯もあるので、そこからならバーディーチャンスになります」。
首位スリロットの表情には、まったく慢心はない。後続との差は6打となったが、「バーディが取れなくてもパーセーブを続けることが大事。今日の14番の反省も生かして、明日につなげたい」と気を引き締めた。
さらに多くのギャラリーが詰めかける最終日に向けては、「パターとアプローチには自信があります。ぜひそのあたりを見てもらえたらうれしいですね」とアピールする。
前年王者が見せる匠のプレー。連覇へ向け、最終日もスリロットのパターが大きな鍵を握りそうだ。
ファンケルクラシック期間中に行われた女子エキシビションマッチ(6,122ヤード・パー72)で、原江里菜が8アンダーの64をマークし、女子選手トップに立った。
原は前半から快調なプレーを見せ、5連続バーディーを奪うなどスコアを伸ばした。しかし本人は「まぐれ、まぐれ。本当にまぐれ!」と笑顔。「ほぼ2メートル以内についたのでラッキーでした」と振り返った。
シニアツアーの選手たちとのラウンドについては「知っている方も多かったので、とにかく邪魔したくないという気持ちでした。前半は緊張して、自分じゃないみたいな感じでした」と率直な心境を明かした。
同組で回ったプラヤド・マークセンや山下和宏とのプレーについては、「スメイルさんは本当に優しかったですし、山下さんは私のダフったショットに笑っていました」と和やかな一幕も紹介した。
また、シニア選手たちについては「1打1打を丁寧にプレーしているのが印象的でした。ギャラリーに対してもクールすぎず、ファンサービスを大切にしている感じがあります」とコメント。無料入場ながら多くの観客が詰めかける大会の人気にも驚いた様子だった。
「今日は本当に緊張しました。明日はもう少しリラックスしてプレーしたいですね」。
笑顔あふれるラウンドとなった原。64の好スコアでギャラリーを沸かせ、エキシビションマッチを盛り上げた。
女子エキシビジョンマッチ~第1ラウンド成績~
1 ☆原 江里菜 -8
2 ☆西山 ゆかり -2
3T ☆有村 智恵 +1
3T ☆吉田 弓美子 +1
3T ☆宮里 美香 +1
6 ☆成田 美寿々 +3