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シニアツアー

【佐世保シニア/1R】50歳のシニアルーキー・吉田剛一 夢のシニアツアーデビュー初日は56位でも「結果で恩返しをしたい」

2026年10月10日
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佐世保シニアオープンの第1ラウンドでは、50歳のシニアルーキー・吉田剛一がシニアツアーデビューを果たした。主催者推薦での出場ながら、3オーバーで56位タイ。スコアだけを見れば満足とは言えないが、その表情には大舞台を戦えた充実感がみなぎっている。

スタート10番パー4ホールでは、いきなり見せ場を作った。ラフから残り120ヤード。放ったショットはピンそばに絡み、シニアツアー初ラウンドの緊張を吹き飛ばす会心の出だしだった。「おはようバーディーが獲れてうれしかったですね。緊張の中で打ったセカンドが、たまたまビタッとついてくれたんです」と振り返る。

しかし、その後は簡単にはいかなかった。「前半はずっと緊張していたんですけど、その緊張感が逆によかったんでしょうね。アンダーパーで折り返せたんですが、後半は少し気持ちが緩んで40を打ってしまいました」。

後半の象徴だったのが4番ホール。イーグル賞が設定されたホールで、一発を狙う気持ちが頭をよぎった。「アゲンストの風で届かないのは分かっていたんです。でも一攫千金みたいな気持ちになってしまって(笑)。ドライバーを振ったら左に曲げてしまいました。やっぱり欲は出したらダメですね」と苦笑い。

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デビュー初日の自己採点は「70点と言いたいけど、まだまだ」と苦笑い。それでも、シニアツアーという夢舞台に立てた喜びは隠せない。

今年7月に50歳となった吉田は、12月に控えるシニアツアー2次予選会を目標に準備を続けているところ。「45歳くらいからシニアツアーを目指そうと思っていました。練習量も増やして、師匠の長田力プロに教わったり、山本己沙雄プロにパッティングを見てもらったりしながらやってきました」と腕に磨きをかける日々だ。

プロテストに合格したのは2011年。当時所属していたザ・クラシックゴルフ倶楽部から4名の合格者がいて、その中でも最年長が吉田だった。ゴルフ場勤務が忙しくなり、レギュラーツアーへの夢も遠ざかっていたという。それでも再びクラブを握り、50歳からのシニアツアー参戦を目標に練習をスタートさせた。

「何か目標を持って頑張れるのは本当に幸せなことです。これがなかったら体重100キロくらいになっていたかもしれませんね」と微笑んだ。

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今大会出場のきっかけをくれたのは、師匠であり大会実行委員長も務める長田力だった。「先生から『出してやるけん頑張れ』と言っていただいたんです。本当にありがたいですよね。結果で恩返ししたい気持ちは強いです」。

さらに練習ラウンドではトーナメントリーダーのI・J・ジャンと同組でプレー。シニア諸先輩方からも助言を受けるなど、多くの刺激を受けている。

「ジャンさんとは木曜日に一緒に回らせてもらいました。パッティングの音ひとつ取っても違うんですよ。トップ選手のすごさを間近で感じられたことは、本当に大きな収穫でした」。初めて立ったシニアツアーの舞台で、夢見てきた景色の中に自分がいて、課題も手応えも得た一日となった。

「あと1日ありますからね。これまで練習してきたことを怖がらずに出したいです。無事にデビュー戦を終えられたので、明日はもっと自分らしくプレーしたいと思います」と気を引き締めているところ。

師匠から託された初舞台。50歳の挑戦は、まだ始まったばかりだ。12月の予選会、そしてその先のシニアツアー本格参戦へ向けて、吉田は一歩ずつ夢への階段を上り続ける。