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【TCPシニア/1R】初出場の後藤晋が3アンダー3位タイ発進 リバーサイドのレッスン生へ届けたい“競技者としての姿”

2026年10月06日
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後藤晋(A級・51歳)のスコアカードに並んだ数字は4バーディ、1ボギーの69。「最初は全然ダメだったんですよ」と言いながらもティーチングプロシニア選手権初出場とは思えない落ち着いたプレーで、3アンダー3位タイの好発進につなげた。

イン10番ホールからスタートした後藤は、いきなりティーショットを右の深いラフへ打ち込み”全然ダメ”の苦しい立ち上がり。それでも冷静に立て直し、2メートルのパーパットを沈めて「あのパットが入ってくれて、気持ちがずいぶん楽になりました」と切り抜けた。そのパーパット一打が流れを生み出していく。

チャンスを待ちながら粘り強くパーを重ねると、14番パー5では見事に2オン。ワンピンほどのイーグルパットは惜しくも外れたものの、バーディを奪って勢いに乗った。さらに16番では残り95ヤードから50度のウェッジでピンそば10センチにつけるスーパーショットを披露し、スコアを伸ばしていく。

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前半をノーボギーで終えた後藤だったが、後半4番でこの日唯一のボギー。詰まった進行のなか、10メートルのロングパットを残して3パットを喫した。それでも崩れず、続く5番でバウンスバックに成功。さらに6番では残り78ヤードの3打目をピンそばにつけて連続バーディを奪った。

「今日は50度のウェッジが本当に良かったですね。100ヤード前後のショットがしっかり打てました。もう少しチャンスもありましたけど、まずまずの内容だったと思います」と優勝争いグループに加わった。

実は後藤にとって、この会場には特別な思い出がある。2015年にレギュラーの大会で上位争いを演じ、「ハーフ終わってトップだったんですよ。でも周りに煽られて最後43を打っちゃったんですけどね」と苦笑いを浮かべながらも、「静ヒルズだといいイメージがあるんです」とコースとの相性の良さを語った。

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現在は埼玉県熊谷市のリバーサイドゴルフ練習場でレッスン活動を行う後藤。天然芝230ヤードの練習場やトラックマンレンジを活用し、実戦に直結する指導を続けている。

かつては栃木県にある皆川城カントリークラブで研修生時代を過ごし、その後、高橋正博との縁でリバーサイドの立ち上げから携わってきた。現在は週3日で8コマのスクールを担当し、70人前後のレッスン生徒を指導するなど、20年以上にわたってレッスンの最前線に立ち続けている。

「教えることは本当に好きなんです」。穏やかに語る後藤だが、プレーヤーとしての実績も持ち合わせる。2015年に静ヒルズカントリークラブで開催されたティーチングプロ選手権では6位タイに入るなど、全国の強豪ティーチングプロたちと渡り合ってきた。

だからこそ、試合への情熱は冷めることがない。「生徒さんたちも毎年応援してくれて。やっぱりゴルフは上手な人に教わりたいと思いますし、自分自身も競技で頑張っている姿を見てもらいたいんです」という考えがある。

昨年までレギュラー年代の競技にも挑戦してきたベテランは「ゴルフは楽しいですから」と今年から本格的にシニアの舞台へと足を踏み入れた。

20年にわたり積み重ねてきたレッスン人生と、競技者として磨いてきた技術を武器に、後藤晋が最終日の優勝争いへ。レッスン生たちへ最高の報告を届けるために、ベストを尽くしてタイトル奪取を狙う。