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【TCPシニア/事前】 50歳で挑む大沢武志のシニア元年「決勝進出が今年の大本命だった」

2026年10月05日
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今年50歳を迎えた大沢武志にとって、この舞台は特別な意味を持つ大会だ。「決勝大会まで進むことが、今年の大本命でした」とはっきり口にした。

30代でプレーヤーからティーチング活動へ軸足を移した大沢。実はその頃から、50歳になったらシニア競技に再び本格挑戦したいという思いを胸に抱いていたという。

「結婚して子どもが生まれて、子どもが20歳になる頃には自分は50歳になる。そこで少し自分のゴルフにも時間を使おうと考えていました」と人生設計図にはシニアからの挑戦が含まれていた。

現在子どもは大学生となり、レッスン活動も順調に続けられている。大きなけがもなく、競技に挑戦できる環境が整った今、満を持して迎えた“シニア元年”を迎えている。

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予選突破までの道のりは決して平坦ではなかった。2次予選会の会場では、最終ラウンドのスタート前に、愛用していたエースパターが曲がってしまうアクシデントにあった。

「構えたら明らかに向きがおかしかったんです」と初日から好感触だった相棒を失う緊急事態。しかし大沢は試合用のスペアパターを車に積んでいた。

「本当は使いたくなかったんですけど、ゴルフは何が起こるか分からないということもわかっていたので用意していました」と急遽ではあったが、不安ながらもスペアに持ち替えて、無事に予選通過を果たすことができた。

「もし予選落ちしていたら、関係者の皆さんも気にされていたと思うので、本当にホッとしました」と胸をなでおろし、このアクシデントは競技の難しさと同時に準備の大切さを改めて実感する出来事となった。

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シニア入りを見据え、本格的な準備も重ねてきた。特に力を注いだのは「100ヤード以内は徹底的にやりました。特に50ヤードぐらいの距離ですね」とアプローチだけで丸一日練習を終えてしまうこともあったという。

シニア競技を戦う上で必要な武器は特に"ショートゲーム"だと、自分なりに考え抜いて作り上げてきた。そんな大沢には、今年の挑戦を後押ししてくれた忘れられない出来事がある。日本シニアオープン予選会(烏山城CC)で、憧れだった尾崎健夫プロと同組でラウンドしたことだ。

予選通過こそ果たせなかったものの、ホールアウト後に尾崎プロからアドバイスを受け、「頑張れよ」と声を掛けられた。「それが本当にうれしくて。シニアへ背中を押してもらえたような気がしました」とさらに前向きなものへ変えてくれた。

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普段は埼玉県の高坂カントリークラブでレッスン活動を行う。ラウンドレッスンでは、スタート前に1時間ほど練習場でレッスン生の状態を確認し、その後は18ホールをともに回る。さらに希望者にはラウンド後も練習場で指導を続ける。

また、企業ゴルフ部のコーチとしても活動し、月に一度は社員ゴルファーたちの指導にあたっている。

ゴルフの楽しさを伝えることが、大沢の仕事の中心。しかし50歳という節目を迎えた今、自分のゴルフも真剣に向き合いたいと思っている。

決勝進出という大きな目標を達成した今「ここまで来られたので、本戦は少し楽しみながらやりたいです」と準備は万全だ。

レッスンの現場で培った知識と経験、そして50歳からの新たな挑戦への情熱。そのすべてを胸に、大沢はシニア日本一を目指してティーオフする。

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