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シニアツアー

〈コマツOP/ 2R〉"師匠"の前で上位争い 貴田和宏は首と腰の痛み抱えるも“工夫”で10位につける好プレー

2026年10月02日
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井上誠一氏設計の名コースとして知られる「湘南カントリークラブ」所属の53歳、貴田和宏がトータル7アンダー・10位タイで最終日を迎える。初日に「67」をマークすると、この日も3バーディ・1ボギーの「70」とスコアを伸ばした。首位とは4打差で上位を追いかける。

好調の要因は、「今年ずっと」と明かす首と腰の痛みを抱えながら、「スイングをハーフスイングみたいな感じ」にしていることだ。フルスイングできず、思うように振り切れないことはフラストレーションにもつながる。「しっかり振れないから、うまくいっている感覚もない」のも本音。

それでもスイングの幅を小さくしたことで、「結果的には大きいミスが少ないのかもしれないです」と、ショットの安定につながった。ケガを抱えるなかでの工夫が、結果的に好プレーを生んでいる。

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この日は、うれしい出来事もあった。「私がゴルフを始めたときの師匠」と明かす59歳の杉山直也と同じ組でプレーした。

貴田が本格的にゴルフに打ち込み始めたのは、高校卒業後の19歳のとき。三重県にある鈴鹿の森ゴルフクラブに研修生として入り、当時、所属プロだったのが杉山だった。

寮生活だったこともあり、「部屋も隣で、よくお世話になっていました」と、ゴルフだけでなく普段の生活でも世話になったという。そんな師匠と、「こういう舞台で、(上位の位置で一緒に)やれたのは、うれしかったです」と、同じ舞台で成長した姿を見せた。

2012年からは現在の湘南カントリークラブに所属し、レッスン活動を中心に活動中。「すごくサポートしてもらっていて、ゴルフ場のメンバーさんもシニアツアー参戦を応援してくれています。頑張っているところを少しでも届けられたらうれしいです」と、日頃の恩返しのためにも、さらに上を狙っていく。

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2023年からシニアツアーで戦い、数えれば今年で4年目。しかしトップ10入りは同年の「マルハンカップ 太平洋クラブシニア」での9位のみ。それはいまでも「覚えています。だって、あれは自己最高位だから」と鮮明に記憶に残っている。「それをなんとか、上回れたらいいなと思います」と、気を引き締める。

自己最高位の更新、そして所属先への恩返し。最終日は気負わず、「楽しんでやりたいと思います」と話した。師匠から受け継いだゴルフを胸に、さらなる上位を目指す。