2024年のシニアメジャー「日本プロゴルフシニア選手権大会 TSUBURAYAFIELDS HD ULTRAMAN CUP」を含むシニア通算2勝の増田伸洋が、同大会以来となる3勝目に向けて好発進を決めた。ボギーなしの7バーディを奪い「65」をマークし、7アンダー・2位タイで2日目に挑む。
好発進の要因となったのは、「ティショットと新しく変えたパター」だった。2試合前の「日本シニアオープン」を終え、「気分的に変えてみよう」という思いもあり、同メジャーでともに回ったPING契約選手の塚田好宣が使っていたパターに注目した。
「めちゃくちゃいい転がりしていた」。塚田が使用していた同メーカーの『アリーブルーオンセット』をテストすると、「めちゃくちゃ転がりがいい。最後伸びてくれたり、いい感じで転がってくれた」と好感触を得た。
同パターは、今年5月の米ツアー「ザ・CJカップ・バイロン・ネルソン」、6月の「全米オープン」で優勝したウィンダム・クラークも使用。国内でも女子プロゴルファーの19歳・加藤麗奈が「大東建託・いい部屋ネットレディス」初優勝時の使用パターでもある。注目が高い“白パター”だ。
「今週、本当は違うパターで行こうかなと思ったけど、練習ラウンドでよかったから、このまま入れちゃおう」と投入を決断。ショットで苦戦する場面もあったが、「いいのが入ってくれた」とパットでリカバリー。ボギーなしの7バーディと、早速、初日に結果を出した。アイアンについては「修正していかなきゃいけない」と課題を挙げ、ショットの調整に励んでいた。
そんな増田には、開催前日の水曜日から“どうしても欲しい”という強い思いがあった。それは、優勝副賞の『コマツ ミニショベルPC20MR-5』を手にすることだ。
「指令がありまして…」。長男・康輔さんが研修生をしており、自身も練習に通う平川カントリークラブ(千葉県)の社長から、『獲って来い』という“指令”を受けている。「シニアに入って何年も言われているので、頑張って獲って、平川CCに贈りたいと思います」と力を込めた。
8月に千葉県で発生した洪水。平川CCも被害を受けた場所の一つだった。「今年は特に、贈りたい気持ちが強いです」と気を引決める。コマツは、建設機械の分野で世界第2位のシェアを誇るグローバルメーカー。そんな世界的メーカーの重機を平川CCへ届け、復興の力にしたい。“指令”を果たすため、大きな一歩を踏み出した。