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シニアツアー

【日本シニアOP/FR】"弟子"の宮本勝昌に最高評価 チーム芹澤リーダーが見届けた日本シニアオープン制覇

2026年09月20日
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宮本勝昌の悲願だった日本シニアオープン制覇。その瞬間を誰よりも喜んでいた一人が、チーム芹澤・師匠である芹澤信雄だった。

最終ラウンド当日、芹澤は朝3時に起きて御殿場を出発し、玄海ゴルフクラブへ駆け付けた。弟子の戦いを最後まで見届けるためだった。そして、その早朝からの移動の苦労も吹き飛ぶほどの劇的なドラマを目の当たりにすることになる。

最終日は強風が吹き荒れる難コンディションの中、宮本と岩本高志が一打を争う激戦を展開した。15番、16番では誰もがスコアを落としてもおかしくないピンチを迎えながら、宮本はスーパーセーブを連発。17番でバーディを奪うと、最終18番では圧巻の2オンからイーグルフィニッシュで勝負を決めた。

その戦いぶりを見守った芹澤は「異常ですよ」と思わず驚きを口にした。特に17番のバーディ後に見せたガッツポーズに勝負の流れを感じたという。「平常心で来ていたのに、17番で久々にガッツポーズしたでしょう。あれを見た時にゾーンに入っているなと思いました」。

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さらに、18番で放った会心のドライバーショットについても「NHKでも言っていましたけど、一番飛んでいたんじゃないですか。岩本さんより20ヤードくらい前に行っていましたからね。ゾーンだったんでしょうね」と舌を巻いた。

芹澤が特に評価したのは、シニアに入ってからの宮本のゴルフの変化だという。今年8月の「マルハン太平洋シニア」では優勝候補に挙げられながら23位に終わった。しかしその後も地道にショートゲームを磨き続け、勝負どころでしのげるゴルフを完成させてきたという。

「レギュラー時代よりもショートゲームの練習を一生懸命やっているように見えますね」と御殿場で練習する姿をよく知っている。もともと宮本は飛距離もショット力も兼ね備えた万能型選手。芹澤はそんな弟子を「オールラウンダー」と表現する。

シニアツアーでは飛距離だけでも、パットだけでも勝ち続けることは難しい。その中で宮本は自分に合った戦い方を模索し続け、自身の武器をさらに磨いてきた。だからこそ、今回の日本シニアオープンで見せたプレーの中で力を発揮することができた。

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チーム芹澤としては、2023年に藤田寛之が54歳で日本シニアオープンを制覇。そして今大会では宮本も54歳で戴冠した。長年ともに戦ってきた教え子たちが、日本シニアの頂点に立ったことは師匠にとっても格別の喜びだった。

「努力は必ず報われるとは限らないけど、宮本はずっと頑張ってきましたからね」といい、シニア入りから何度も優勝争いを経験しながら届かなかった日本タイトルだったが、最後にたどり着いた頂点は実に宮本らしいと最高の評価だ。

優勝を決めた後、芹澤は「朝一で来た甲斐があったよ」と喜びを伝えた。宮本は「師匠はまだ膝の状態が完全じゃないので、観戦するとは言ったものの心配ではありました。でも師匠の前で勝てるっていうのも、何年か前の日本シリーズ以来なんで、やっぱり嬉しかったですね」と頬を緩ませた。

優勝後、宮本は「平常にやり切ることが、自分にとって一番いいんだと改めて学べた大会だった」と振り返った。派手さではなく、自分のゴルフを信じ続けた末につかんだ日本一。朝3時に起きて弟子の戦いを見守った芹澤信雄もまた、成長を続ける“オールラウンダー”の姿に大きな誇りを感じていた。

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