シニア4年目の杉山佐智雄が、日本シニアオープン第2ラウンドで存在感を示した。1イーグル、4バーディ、2ボギーの67をマーク。スコアを4つ伸ばして通算6アンダーは17位タイから5位タイへと浮上した。
「気合を入れすぎて朝からボギー、ボギー。どうなるかなと思いました」とスタート直後は緊張からリズムをつかめなかった。それでも流れを変えたのが5番パー5。2メートルほどのイーグルパットを沈めると流れが好転する。
持ち味のパッティングもかみ合った。後半に入ると13番パー3では7メートル、16番のパー3でも10メートルの長いバーディパットを沈めるなど、勝負どころでスコアを伸ばした。「後半、カメラに映り出したら急にパターが入りだして。ショートホールの長いパットが入って助かりました」とようやく笑顔をみせた。
杉山は2025年のシニアツアー最終予選会を3位で突破し、シーズンを通してツアー参戦。しかし賞金ランキングは45位に終わり、賞金シード圏内には届かなかった。今年の最終予選会は81位に沈み、出場機会は大幅に減少。本大会には予選会から出場し、実力でつかんだ大舞台でもある。
だからこそ、今大会への思いは強かった。「今年は順位というより本当に一生懸命やるだけです。久しぶりの試合ですし、この大会に合わせてしっかり準備してきました」。昨年の福岡シニアオープン前にも玄海ゴルフクラブを訪れており、今年は試合数が少ないこともあって、何度もコースへ足を運んだという。その成果は見えるかたちで成績に反映されつつある。
杉山はシニアツアーフル参戦を経験したことで、ゴルフへの向き合い方にも変化が生まれた。パターを中尺に変更し、パーソナルトレーナーの指導も取り入れながらスイングと身体づくりを見直した。
最近では神戸グリーンカップで優勝。札幌オープン5位タイとレギュラー選手と互角に戦いながらも入賞し、シニア後援競技のジャパンクリエイトカップでは3位。少しずつ試合の手応えをつかみつつある。「去年よりショットは良くなっていますし、メンタルも落ち着いている気がします」と表情も明るい。