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シニアツアー

【日本シニアOP/1R】 岡茂洋雄がノーボギー66をマークして4位好位置 苦い経験を糧に「今度こそ耐え抜く」

2026年09月17日
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ツアー未勝利の57歳、岡茂洋雄が再び初日に好スタートを決めた。岡茂は5バーディ・ノーボギーの66をマークし、首位と1打差の4位タイ発進。今季何度も見せてきた初日の勢いを、今度こそ週末までつなげたいという思いを抱えている。

ラウンド後の本人は、好スコアにもかかわらずどこか冷静だった。「10番スタートだったんですけど、最初の内容はゴミみたいなものでしたよ(笑)」と苦笑いを浮かべる。17番、18番でパットが決まり、流れに乗ったものの「全然実力じゃないです」と謙遜する姿勢は変わらない。

それでも、この日のゴルフには確かな粘り強さがあった。ショットが完璧だったわけではない。思うようにチャンスにつけられない場面もあった。それでも要所でパーパットを沈め、オーバーパーにはしなかった。「長いパットも入ったし、残ったパーパットもなんとか決められた。最後も両腕を広げたくらいのパーパットを入れて終われました」。

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直近の岡茂は、初日に上位へ顔を出しながらも2日目以降に崩れるケースが少なくなかった。

象徴的だったのが、先月の「倉本招待イーグルカップ」。初日首位に立ちながら、最終日に77を叩いて22位タイまで後退。先週の「IASSシニアプロアマ」では初日に66をマークし2位発進としていたが、最終日は74のオーバーパーを叩き11位タイで終えている。

その悔しさは、今も鮮明に手の中にある。「そろそろ……4度目くらいだと思うんですよ。初日いい位置につけるのは。でも、なかなか本物にならない」。

自虐気味に語るが、今回は少し手応えもある。「この前はちょっと耐えられた部分もあったんですよ。だから成長している感じはあります」。

その背景には、自身が長年苦しんできたドライバーイップスとの向き合い方にあり「まだ若干残っています。完全に治ったわけじゃない。でも、そこは一生付き合っていくしかないと思うんです」と心は座っている。

ティーショットを打つ前に「曲がったらどうしよう」と考えるのではなく、「曲がったら曲がったで仕方ない」と受け入れる。「だから、どうしようと思ったって曲がる時は曲がる。だから、もう腹を括るしかないんです」というのは、技術よりもメンタルとの戦いしかない。

岡茂は「みんな集中しろと言うけど、僕は集中しようとすると逆におかしくなる。だから力を抜いて、普通のテンションで回るくらいがちょうどいい」と今はようやく理解に達している。

「緊張はしますよ。でも、わーっと入れ込むんじゃなくて、ふわっと回る感じでやりたい」。自分にしかわからない、職人ならではの感覚に集中できている。

今大会には普段から信頼を寄せるキャディーを地元広島から帯同している。時には厳しい言葉を投げかけられることもあるというが、それも岡茂にとっては心強い存在。「自分だけドリンクをもってきたりして怒ったり、何やってるんですかって怒られることもあります(笑)。でも、そういう存在がいるのは大きいですね」と感謝する。

迎える第2ラウンドは、今季何度も跳ね返されてきた"鬼門"。だからこそ、目標はシンプルにいきたいところ。「明日も平常心でやります。焦らない、怒らない、リラックスして回る。結局そこなんです」。短い言葉の中に、明るい兆しがしっかりと見えている。日本シニアオープン2日目。岡茂洋雄にとって、本当の勝負はここから始まる。