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シニアツアー

【日本シニアOP/1R】宮本勝昌が“山下作戦”で65をマークし首位発進 日本シニアオープン制覇に必要な平常心で挑む

2026年09月17日
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シニア日本一の称号が欲しい。その思いは誰よりも強い。これまで何度も空回りしてきた。シニア3年連続賞金王の宮本勝昌が7バーディ・1ボギーの65をマークし、6アンダーの首位タイで初日を終えた。

今季すでにシニアツアー2勝を挙げ、強さに磨きをかける宮本だが、日本シニアオープンは特別な大会だ。「毎年優勝したい気持ちが強すぎるのか、空回りしていますね。今年は平常心で。いつもと同じ気持ちで臨めるように心がけています」と手綱をひいている。

振り返るとプレーそのものは決して完璧ではなかった。スタート直後からドライバーショットには違和感があり「ちょっと…調子悪いです。練習はいい感じだったんですけど、試合になると思い通りにいかなかった。なんか浮き足立っていたというか、地に足がついていない感じでした」と手ごたえは薄い。


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玄海攻略のポイントとなる大事なティショットでは、フェアウェイキープ率を思うように上げられず、何度もピンチを迎えた。「今日は苦しい中でうまくセーブできたホールが多かった」と振り返る。

それでもスコアを崩さなかったのは、高い経験値による対応力でもある。「ショットは良くなかったので、そこを大けがにならないようにコースマネージメント、気持ちの持ち方、セルフコントロールはうまくできたと思います」と及第点を付けられた。

今大会の玄海ゴルフクラブは、単純にグリーンへ乗せればいいというセッティングではない。大きなベントグリーンに難解なピンポジションが設定され、正しい面に乗せなければ簡単にパーは取らせてくれない。

「グリーンは大きいんですけど、実質的には3分の1、4分の1ぐらいしか使えない感覚ですね。乗ればいいというわけではなくて、同じ面に乗せないといけない。だからティショットもセカンドもすごく気を使います」と宮本は分析する。

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パッティングにはしっかりと集中できている。練習ラウンドからグリーンの複雑なアンジュレーションに苦戦していたが、今週は信頼するキャディーの助言も取り入れながら攻略した。「見た目と違う切れ方をするところも多いので、何回かキャディーさんにも聞いて情報をもらっていました」。

そして苦しい局面で宮本が意識したことがある。先週の国内女子メジャー大会では、山下美夢有選手が「ラフからレイアップして、70ヤードとか80ヤードをしっかり寄せてパーやバーディを取っていた。動じないというか、常に同じ気持ちでプレーしていたんですよね」と冷静なマネジメントでゴルフに向き合っていた姿が強く印象に残っていたという。

そこで宮本が立てた”山下美夢有作戦”。「失敗した時は山下さんならどうするだろうって考えていました。だから真似してみました」とにやり。それは冷静に状況を受け入れること。その積み重ねが、ハイスコアの65につながった。

「内容がうまくいかないショットもあったけど、スコアに影響しないようにまとめることができた。いい一日だったと思います」。首位スタートを切ったとはいえ、まだ大会は54ホールを残している。宮本は「しっかりバーディを重ねて、アンダーパーで回りたいと思います」と目標を掲げた。

今年は力まず、焦らず、平常心を貫ければ、結果が付いてくる。キング・オブ・シニア宮本は、残り3ラウンドで真価が問われることになる。

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