玄海ゴルフクラブで開幕した第36回日本シニアオープンゴルフ選手権。55歳の飯島宏明が、7バーディ・2ボギーの”66”をマークし、首位と1打差の5アンダーで4位タイ発進を決めている。
シニアツアー賞金シード選手として6年目を迎えた飯島は、いまやツアーを支える中堅選手のひとりだ。2023年、2025年には賞金ランキング7位に入り、過去5シーズンでトップ10入りは19回。そのうち2位が6回、3位が2回と、幾度となく優勝争いを演じながらも、あと一歩のところでタイトルを目前にしてきた。
初日は10番インからスタート。11番、12番ではティーショットとパッティングがかみ合い連続バーディを奪う絶好の滑り出しを見せた。13番では風の読み違いから3パットのボギーを喫したものの、それ以降も「ショット、パット共に全部良かったです」と大きく流れを崩すことはなかった。
後半4番パー4についても冷静に「セカンドで力入ってしまってダフッちゃって、手前のバンカーから寄らず入らなくて」と悔しいボギーに。それでも全体としてはショットの安定感で好スコアを叩き出した。
「ここ最近は良くなかったこともあって。打ち急がないように、リズムだけ気をつけてやってました」とテーマに沿ってできた結果だ。
難易度の高い玄海のティショットについては「サイドバンカーがすごい効いてるので、1回入ったんですけど、上手く切り抜けていいところに打てました。セカンドがやっぱりいいところから打てたので、ちょっと楽でしたね。ラフは今日全然入ってないので、きつい状況がなかったです」とほっと胸をなでおろした。
昨年大会は予選落ち。だからこそ、今年の好位置には特別な思いがある。
「今日のゴルフは大満足です。今年は頑張んないといけないなと。歴史ある大会ですし、初めて出た時は3位になれて、そこでシードも取れましたし。日本一ですからね。獲ってみたいです」。
首位との差はわずか1打。2日目の天気は雨予報が出ているが「雨はあまり得意じゃないので、貯金崩さないように頑張ります」と気持ちは明るい。
好きな福岡で迎えた日本シニアオープン。幾度もの惜敗を経験してきた55歳のベテランが、悲願のタイトルへ向けて最高の滑り出しを見せた。