シニアツアー第7戦「IASSシニア・プロアマ」が9月8日、宮城県仙台市の泉国際ゴルフ俱楽部(6,614ヤード/パー72)を舞台に開幕する。大会は8日、9日の2日間競技で行われ、シニアプロ72名、アマチュア72名の計144名が参加。賞金総額3,000万円、優勝賞金540万円を懸けた熱戦が繰り広げられる。
注目選手には、大会ホストプロの宮瀬博文(55)をはじめ、本大会の最年長77歳の海老原清治、ディフェンディングチャンピオンの岩本高志、永久シードプレーヤーの倉本昌弘(70)、片山晋呉(53)や宮本勝昌(54)、藤田寛之(57)、手嶋多一(57)、田中秀道(55)といったベテラン選手が名を連ねる。昨年の第1回大会を制した岩本は連覇を狙い、海老原は豊富な経験を武器に若手シニア勢へ挑む。
大会の顔となるのは、レギュラーツアー7勝を誇るホストプロの宮瀬だ。
冠スポンサーである「IASS(インターナショナル・エアポート・サービス・システムズ)」と宮瀬との契約関係は今年で28年目。長年にわたり信頼を築いてきた千代川会長の想いを背負い、ホストプロとして大会を盛り上げてきた宮瀬にとって、今大会は特別な意味を持つ一戦だ。
昨年行われた第1回大会では、シニアルーキーの岩本が優勝。早々にシニア2勝目をあげた大会でもある。一方の宮瀬は首位と2打差の4位タイでフィニッシュした。その成績が生き、5年ぶりのシード復活を果たしたが、ゴルフファンやスポンサーの期待を受ける立場としては、優勝まであと一歩届かなかった悔しさも残る。
だからこそ、この大会に照準を合わせてきている宮瀬の活躍に注目が集まる。
その宮瀬が警戒するのが、開催コース・泉国際ゴルフ俱楽部だ。
会場の泉国際ゴルフ俱楽部は東北福祉大学ゴルフ部のホームコースとしても知られる。今大会では同大学の学生たちがキャディや競技進行などの運営スタッフとして参加し、大会を支える。
「シニアには少し距離が長い。砲台グリーンは傾斜も芝目もあって簡単ではない」といい、広々としたフェアウェイを備える一方で、グリーン周辺には繊細な技術が求められる泉国際。好スコアを出すにはショット力だけでなく、グリーンを攻略するマネジメント能力も問われる。
一方で、大会前日は思わぬ展開に。9月7日は秋雨前線の影響で東北地方に大雨が降り続き、選手の安全確保を最優先に指定練習日は練習ラウンド中止という異例の判断が下された。
プロたちは実際のコースチェックができないまま本番を迎えることになったが、その一方で大会開催に向けてコース整備を続けた関係者の努力は計り知れない。東北開催を待ち望んでいた選手やファンの期待を背負い、9月8日にようやく初日を迎えられる。
6社の特別協賛、6社の協賛企業の支援を受けて開催される今大会。アマチュアとして参加する選手の方々をはじめ、地域、スポンサー、そして学生たちの協力によって成り立つ「IASSシニア・プロアマ」の戦いがまもなくスタートする。