栃木県の烏山城カントリークラブで行われた2026年の最終プロテストでは、石川航は最終日スコアを伸ばせなかったものの、通算12アンダー・268ストロークで3位合格。4年前のテストでは手が届かなかったプロへの切符を、2度目の挑戦で見事につかみ取った。
最終組でプレーを終え、インタビューに応じた石川は「今日は調子が悪かったのですが、その中で積み上げてきた貯金を使いながら、パープレーでまとめられたのは良かったと思います」と穏やかな口調だった。
72ホールを最後まで戦い抜くには、好調時のスコアではなく、苦しい状況でどれだけ崩れずに我慢できるか。石川自身も、この最終日こそが成長を確かめる一日だったと振り返る。
「前だったらもっと崩れていたとも思いますが、今日は耐えられました。少しは成長したのかなと思います」と笑顔で自己評価できたようだ。
その一方で、同組で回った鈴木隆太、小林匠のプレーには大きな刺激を受けた。
「一緒に回った隆太と匠がすごくうまくて、どんどん抜けていってしまって。もちろん二人とも僕より全然上手い選手なのですが、かなり差は感じましたね」と実力を冷静に見つめる姿勢が印象的だ。
なによりも、最終プロテストの舞台だった烏山城カントリークラブは、石川にとって特別な場所。「小さい頃から試合で来させてもらっていました。よく知っているコースなので、その場所で合格できたのはうれしいですね」と話し、幼少期からジュニア競技で何度もプレーしてきた思い出のゴルフ場でもあった。
「できればトップで合格したかったんですけど、それは叶わなかったので。来年の新人戦もありますし、日本プロの予選会にも挑戦できるようになりました。ひとつずつ、まずは予選会に向けて頑張りたいです」。プロゴルファーとしての新たなスタートラインに立った石川航。苦しい最終日を耐え抜いた経験は、これから待ち受けるさらに大きな舞台への確かな財産となるはずだ。