最終プロテスト初日、岡田圭太が4バーディ・1ボギーの67をマークし、3アンダー9位と好スタートを切っている。昨年は合格ラインにあと4打及ばず悔しい結果に終わっただけに、「今年こそ」という誓いを立てて臨んでいる。
昨年初出場を果たした同コース開催の最終プロテストでは、初日から苦しい流れで思うようなプレーができなかった。「たぶんずっとオーバーパーだったと思います」と合格ラインに4打足りず、コースを去った。この1年間は気持ちを切らすことなく準備を続けてきた。
ラウンドを振り返った岡田は、「ピンチも少なかったですし、バーディチャンスにつけられるところはしっかりつけられました。ボギーも少なく、一応マネジメント通りにプレーできたと思います」と冷静に自己評価。派手さこそないものの、コース攻略のプランに忠実に倣った内容に、手応えを感じていた。
第1ラウンドで難所の12番パー4(543ヤード)は唯一のボギーホールだったが、「フェアウェイに行っても刻むことになると思いますし、周りもOBなので難しいホールで、(ボギー)は想定内でした」と冷静に分析。バーディ4つを重ねられたのは、直近1カ月で3度の練習ラウンドを重ねてきた成果と昨年涙を流した経験が、この日の安定したプレーにつながっている。
「もちろん苦しかったですし、悔しかったですけど(笑)。だけど変わらず、やることをやるだけです」と苦笑いしつつも、しっかりと前を見据えている。
岡田がゴルフを本格的に始めたのは中学生のころ。兄の影響で競技ゴルフに触れる機会が増え、自然と競技の世界へ引き込まれていったという。
現在は埼玉県にある嵐山カントリークラブを拠点に腕を磨き続ける。練習環境を整えてもらい、朝は練習と球拾い、午後はラウンドという日々を送る。東京から通いながら、「プロテスト合格」という目標を立ててクラブを振ってきた。
高校から大学卒業まで米国で7年間過ごし、ゴルフのレベルを上げてきた。「アメリカでの生活は充実していましたし、楽しかったですね」と笑顔を見せるが、帰国後は日本でプロ目指している。
初日を終えて好位置につけたものの、表情に浮かぶのは安堵よりも警戒心だ。「まだ3日間ありますからね。今日みたいなコンディションならもっとアンダーを重ねる選手もいると思います。貯金を作っておかないといけないですね」。
昨年はあと4打及ばず涙をのんだ最終プロテスト。今年は初日から3アンダー67の好発進と成長の姿を示すことができた。祖父から父へ、そして兄弟に受け継がれた競技ゴルフへの挑戦は、悲願のプロテスト合格へ向けて大きな一打を放つだけだ。