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【最終プロテスト/1R】連戦の疲労を力に変えて小林匠が5アンダー発進 「今しかできない経験」 学生王者が挑む初めてのプロテスト

2026年09月01日
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最終プロテスト初日、大阪学院大学4年の小林匠が6バーディ・1ボギーの65をマークし、5アンダーの4位と好スタートを切った。

2023年日本学生ゴルフ選手権優勝の実績を持つ小林は、アマチュア競技成績による資格で最終プロテストから出場。レギュラーツアーにも参戦する実力者だが、今回が初めてのプロテスト挑戦となる。

しかし本人は、「特別な気持ちはないですね」とあくまで冷静に見定める。「普段の試合と変わらないです。余計なことは考えず、目の前の一打に集中することだけを考えています」とこれまで数多くの大舞台を経験してきた自信が感じられた。

ショットに苦しみながらも"65"という好スコアとは裏腹に、この日の内容には決して満足していない。

「ショットもティーショットもあまり良くなかったです。チャンスについてもなかなかパットが入らなくて、結構ストレスの溜まる一日でした」と言葉を選び一日を振り返った。5番パー3ホール(214ヤード)は4番アイアンで4メートルにつけてバーディを奪取。「10番、11番では5~6メートルくらいのパットがしっかり入ってくれました」と後半に入るとパターが躍動する。

13番では4メートルのバーディパットを沈め、14番パー5では再び連続を仕留める。15番ではセカンドショットをシャンクして唯一のボギーを喫したものの、17番でもバーディ奪取に成功し大きく崩れることなくラウンドをまとめた。

それでも本人は「今日は2メートルくらいのパットを何回も外していたので、まだまだ伸ばせる内容だったと思います」とラウンドの反省含め振り返った。

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8月だけで26ラウンドをこなしているという日本学生チャンピオンは、学生ゴルフ界屈指の"超過密日程"を粛々とこなしている。小林が戦っているのはプロテストだけではない。8月上旬から大学の合宿、国体合宿、レギュラーツアーのISPS HANDA大会、日本学生選手権、そしてプロテストへと息つく暇のない日々が続いている。

今回の最終プロテストが終われば、日本オープン最終予選、国体本大会、秋季リーグ戦、ベイカレントクラシック予選、レギュラーツアー出場など、10月末まで重要な大会が目白押しに続いている。「正直、死んでしまうかもしれないなって危機感を持ちながらやっています(笑)。でも、今しかできない経験ですし、出られる試合には全部出たいと思っています」と驚くほどのスケジュールだ。

疲労は確実に蓄積しているが、前向きな姿勢は崩していない。「数をこなしているからこそ、自分なりのスコアの出し方みたいなものが少しずつ確立してきた感覚があります」と、手ごたえを感じている。

現在、大阪学院大学ゴルフ部の副キャプテンを務める小林はチームへの愛情を深めている。今回の最終プロテストには大阪学院大学から6人が出場していることも、過密スケジュールを強みにしようと、気持ちがこもるのだ。「せっかく6人出ているので、全員で合格したい」と熱い思いがある。

苦楽をともにしてきた仲間たちは、ジュニア時代から顔を合わせてきたメンバーばかり。「試合会場に来ると地元に帰ってきたような感じがありますね」仲間の存在が、厳しい戦いを支える大きな力になっている。

現在の最大の目標は、プロテスト合格。「ここまで来たら、とにかくやり切りたいですね」、とそう語る姿からは、学生ゴルフ界を代表する実力者の覚悟が感じられた。

プロを目指す学生最後のシーズンを、国体連覇、レギュラーツアーでの活躍、過密日程のなかでも一歩ずつ前進を続ける小林匠は、まず最初の関門となる最終プロテスト突破へ向けて、残り3日間の戦いに挑む。

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