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【日本ゴールドシニア/1R】68歳を迎えてエージシュート達成 280y飛ばす、水巻善典が明かす“65歳から伸びた飛距離”のワケ

2026年09月01日
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827日に68歳の誕生日を迎えた水巻善典が、5日後のこの日にボギーなしの4バーディを奪い、「68」をマーク。「エージシュートでした」と笑顔を見せた。4アンダーの首位タイで最終日を迎える。2020年の国内シニアツアー「コスモヘルスカップ シニアトーナメント」以来となるシニアツアー4勝目、そしてグランドシニアでは自身初となる優勝を狙う。

 

そんな水巻が、シニアゴルファーなら誰もが気になる飛距離の秘密を明かした。「65歳ぐらいから球が飛ぶようになった」。取材の冒頭では、その理由について「ちょっと秘密があって」と企業秘密にしようとした水巻。それでも最後には、その秘密を惜しげもなく明かしてくれた。

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現在の飛距離は「当たると、280ヤードです」。68歳とは思えない数字で、国内男子ツアーで戦う若手選手たちとも大きな差はない。しかも、特別なトレーニングをしているわけではない。飛距離アップの要因は、スイングそのものにあった。

ゴルフのスイングでは、ティーチングプロから「下半身を回す」と教えられることが多い。しかし、水巻の考え方は逆だ。「自分の体が動かないってことが大きいんです」。加齢によって下半身の力が落ちるなか、無理に体を回転させるのではなく、あえて動かし方を変えることでクラブヘッドのスピードを生み出している。

 

「体を回転しようとすると、体が弱くなっているので、それに対して下半身が抑えられないからスピードが遅れるんです。なので、ほとんどのレッスンプロがやっちゃいけないって言う、スウェーの動きをすることによって、クラブを下ろすスピードがついて、最後(インパクト)のところは、クラブヘッドが通り過ぎる。腰が回っちゃうと飛ばない」。

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トップからの切り返しで腰が回転しすぎると、弱くなった股関節で受け止めきれず、体が早く開いてしまう。その結果、クラブヘッドを走らせる動きにつながりにくいという。そこで水巻は、あえて腰の回転を抑えるため、左足に重心を乗せるように腰を少し横へ動かす。スウェーの動きを取り入れることで体の開きを抑えながら、ヘッドを早く振ることができるという。


自身の経験も踏まえ、こう続ける。「僕たちがやっていた頃は、体を捻転しないとボールは飛ばなかった。体が柔らかい強い子たちは捻転しても振れるけど、歳を取ってくると、足が弱いのに、捻転したときに逆にスピードが遅くなってしまう。だからみんな飛ばないでしょ、歳を取ってくると」。

 

その場で話を聞いていた報道陣も、そろってなるほどと目を丸くしながらうなずいた。飛距離が出ることで、グリーンを狙うショットの距離は短くなり、バーディチャンスにつける機会も増える。この日の「68」も、その飛距離を生かした結果だ。

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一方で、本人には少し悔しさも残った。「パターがほとんど入ってない」。決まっていれば「6162ぐらい」のスコアが出せたという手応えがあるだけに、最終日はパッティングでスコアを伸ばしたいところだ。

優勝争いについては、周囲を気にすることなく、自分のプレーに集中する。「周りは関係ないです。まずは自分のプレーです」。そして、最終日の目標を聞かれると、「4アンダーですね。またエージシュートを狙って」と意気込んだ。グランドシニア初優勝を懸け、再びエージシュートを狙う。