70歳の草野忠重が、自身15回目となるホールインワンを達成した。17番パー3、実測146ヤード。7番アイアンから放たれたボールはグリーン手前に着弾すると、カップへ向かってゆっくりと転がり、そのまま吸い込まれた。
これまで15回ものホールインワンを達成していることに、『すごいですね~!さすがです!』と言われると、「いやいや、70(歳)までゴルフしているんだから」と照れ笑い。「入ってよかったですよ」と、うれしそうに笑顔を見せた。
ホールインワンだけではない。この日のゴルフも好調だった。1イーグル・4バーディ・2ボギーで回り、エージ―シュートとなる「68」をマーク。4アンダーで首位タイ発進を決めた。17番の一打が大きな流れを引き寄せ、終盤でさらにスコアを伸ばした。
「2位になったことあったんですけど、それ以来かな」。2023年大会で2位に入って以来となる好位置での初日となった。室田淳に優勝を譲った当時の悔しさも残っている。3年ぶりに巡ってきたチャンスに、最終日はそのリベンジを懸ける。「あしたも頑張ります」と静かに闘志を燃やした。
同じ首位に並んだのは、ディフェンディングチャンピオンの70歳・伊藤正己。この日は安定したプレーで首位に立った。「きょうは上手くいきましたわ。ノーボギーで。大選手ばかりのなかで緊張していましたけど、上手く回れました」。
同組には、国内男子ツアー通算30勝、シニアツアー通算8勝を誇る倉本昌弘、国内男子ツアー通算11勝、シニアツアー通算5勝の飯合肇と、そうそうたる実績を持つ7ベテランが顔をそろえた。
そんな実力者ぞろいの組で、伊藤は最後まで崩れることなく18ホールを完走。エージ―シュートの「68」をマーク。強豪たちと競り合いながら首位に並んだことは、最終日に向けても大きな自信となる。「できれば上位で終わります。私だけ連覇。頑張ります」と意気込んだ。
昨年王者の伊藤と、15回目のホールインワンで勢いに乗る草野。最終日は70歳のゴールドシニアたちによる熱い優勝争いが繰り広げられるだろう。