いよいよ、9月1日(火)から2日間の日程で、60歳以上のシニアプロ日本一決定戦となる「コスモヘルスカップ
第54回 日本プロゴルフグランドシニア選手権大会」が開幕する。
「早いな、って思いますね。1年が早いね」とほほ笑むのは、昨年大会を制し、ディフェンディングチャンピオンとして挑む64歳の井戸木鴻樹だ。
この日は練習ラウンドを行い、コースチェックと調整に励んだ。現在の状態については、「まあまあ、悪くはないんですけどね。コースが去年と全然イメージが違うからね。ゴルフの内容は、まあまあ良い感じでやれていると思う」と手応えを口にする。
昨年とは舞台が変わり、今大会はグリーンが大きい。ピン位置によっては難しさも増すだけに、攻略の鍵は「グリーン上。コースも広いのでそんなにプレッシャーがかかるようなところはないと思う。パッティングでどれだけバーディが取れるか。ボギーなしのバーディがどれだけ取れるか。それに徹してやっていけば、チャンスはあるかなと思います」と明かした。
井戸木は1982年にプロ転向し、国内男子ツアー通算2勝、国内シニアツアー通算4勝、国内グランドシニア通算1勝、海外シニアメジャー1勝を挙げる実力者だ。
2012年のシニアツアー賞金ランキング2位に入り、翌13年の海外シニアメジャー出場権を獲得。同年の「全米シニアプロゴルフ選手権」では、最終日に5打差を逆転し、日本男子ゴルフ界初となる海外メジャー制覇を成し遂げている。
今大会はグランドシニアの試合としては今季最終戦で、日本一の称号を懸けた一戦。数々のタイトルを手にしてきた井戸木だからこそ、「日本一」への思いも強い。「やっぱり“日本タイトル”という気持ちは強い。上手くいけばですけど、連覇いきたいな、というところはあります」。
昨年のゴールドシニアの部を制した伊藤正己は、「また優勝狙っているよ」と力を込めると、「…なーんちゃって」と照れ笑い。その場を和ませた。8月は暑さの影響もあり、ラウンド数を減らすなど、体力面にも気を配ってきた。この日は、今週から新たに使用する予定のパターを手に練習へ向かい、初日に向けて調整を進めた。
昨年は頂点に立ち、今年はディフェンディングチャンピオンとして連覇を目指す。まずは初日に好スタートを切り、再び頂点へ――。その道のりが始まる。