NEWS
競技情報 トーナメントプレーヤー

155名が挑む世界基準の難セッティングが用意された最終プロテスト、烏山城で9月1日開幕

2026年08月31日
Image

資格認定最終プロテスト9月1日から4日までの4日間、栃木県の烏山城カントリークラブ(7,148ヤード・パー70)で開催される。72ホール・ストロークプレーで争われる最終関門。昨年に続き、烏山城カントリークラブがプロへの扉を開く舞台となる。

数々の日本名コース設計を手掛けた井上誠一氏による烏山城。美しい景観美の中、戦略性が求められるコースレイアウトが特徴だ。開場は1973年で「本丸、二の丸、三の丸」と名前が付けられた3コース27ホールから成り立っており、日本プロゴルフ選手権(1989、2012年)はもとより、日本女子オープンゴルフ選手権(1975、2016、2021年)、日本女子プロ選手権(1985年)と日本が誇る公式戦が開かれている。2か月前には60歳以上のプロゴルファーによる関東プロゴルフグランド・ゴールド選手権も行われたばかりだ。

Image

今年はプレ予選から1次、2次プロテストまで延べ714名が出場。その激戦を勝ち抜いてきた116名に、最終プロテスト有資格者39名を加えた総勢155名がフィールドに立つ。4日間を戦い抜き、50位タイまでに入った選手が実技合格者として認められる。

コースセッティングについて、飯田雅樹競技委員長は「世界レベルを意識したコース設定」を大きなテーマに掲げた。

2025年は"本丸"と"三の丸"を使用したが、2026年は”本丸”と”二の丸”を採用。なかでも最大の注目は、二の丸コース12番ホールだ。通常は543ヤードのパー5としてプレーされているが、今回はパー4として設定している。

Image

「今回一番のキーホールですね。アゲンストの風が強かったり、雨の影響で極端に長くなる場合には517ヤード設定への変更も考えていますが、基本的にはこのホールが大きな勝負どころになります」と話し、ゆるやかに打ち下ろす左ドッグレッグのこのホールは、ティーショットから高い精度を要求される。フェアウェイを外せばグリーンを狙うことは容易ではない。

「左右にOBがあり、少しでも曲げると厳しい。フェアウェイをしっかり捉えたうえで十分な飛距離も必要です。543ヤードのパー4は相当難しいと思います」と受験生を警戒させる。

また、本丸コース1番ホールも、本来パー5のホールを490ヤードのパー4として使用。昨年と同様の設定ながら、スタートホールから選手たちに大きなプレッシャーを与えることになりそうだ。

Image

総距離7,148ヤード、パー70というスケールは国内屈指。飯田委員長は「PGAツアーなど海外ツアーのセッティングに近い感覚だと思います。おそらく過去の最終プロテストでもトップクラスの長さではないでしょうか」と語り、世界基準を意識した難セッティングであることを強調した。

ただ単純な飛距離勝負ではない。長いパー4が続く一方で、すべてのホールでドライバーがベストな選択とは限らず、コースマネジメント次第で流れも変わるだろう。

終盤の18番ホール(二の丸コース9番)も勝負の分かれ目。左サイドのバンカー越えを狙う積極策か、安全に右サイドへ運ぶか。選手ごとの判断が明確に表れるホールだ。

「左のバンカーを越えていけば次が楽になりますが、その分リスクもあります。最初から右を狙う選手もいるでしょう。ただし、その場合は残り距離が長くなる。選手の考え方がはっきり分かれるホールですね」と説明する。

Image

大会期間中は天候も大きなカギを握る。予報では厳しい暑さは避けられそうだが、雨が降ればコースはさらに長くなり、難易度は一段と増す。「天候次第でマネジメントも変わります。たとえ貯金を作っていても最後まで油断はできません。真の実力が試される4日間になると思います」と口を結んだ。

競技委員長は、最高の舞台づくりを支えるコース管理スタッフへ感謝の言葉を送り、「ファイナルの舞台にふさわしい仕上がりになっています」とコースコンディションに自信をのぞかせた。

155人の夢が交錯する4日間。プロへの扉を開くのは、わずか50位タイまで。その戦いが、いよいよ幕を開ける。

なお、合格者は12月14日から実施される入会セミナーの受講と、新人選手権大会(2027年2月下旬から3月上旬予定)への出場を経て、2027年1月1日付でPGAトーナメントプレーヤー会員として入会することになる。

Image