NEWS
シニアツアー

【マルハン太平洋シニア/FR】田村尚之が69で完全優勝 「まずは健康に日本グランドまで乗り切りたい」

2026年08月23日
Image

最終ラウンドは3アンダー首位タイからスタートした田村尚之(62)が、この日スコアを3つ伸ばし、通算6アンダーでグランドシニアの部の優勝タイトルを手にした。

この日は決してショットの状態が良かったわけではなかったという。「少しおかしい感じがあって不安だったんですけど、大きなミスがなかったので何とかまとめられました」と胸をなでおろした。

ショットに不安を抱えながらも、持ち前の粘り強いゴルフでスコアをまとめた。特に得意とするパッティングが安定していたことが好スコアにつながった。「今日は特別良かったわけではないですけど、パターに大きなミスがなかったので、それなりのスコアで回れました」と評価した。

「ドライバーもアイアンも人より飛ばない方です。でもアイアンの精度には自信があります。背中に問題がなければショットも安定しますし、パッティングにつなげられればスコアになります」と飛距離をアドバンテージにせず、集中して確実なショット生み出した結果だ。

Image

第1ラウンド終了後には、御殿場から東京にある麻布の治療院へ体のケアをしに新幹線で駆け付けた。しかし到着直後、不安定な天気から激しい豪雨に見舞われた。「すごい雨でしたね。麻布十番の4番出口のエスカレーターも全部止まっていました。みんな動けないような状況でした。治療時間は60分から45分に短縮。もしかしたら、その疲れもあって体の動きが少し悪かったのかもしれませんね」と、田村なりに思うところはある。

それでも最終ラウンドでは69をマーク。飛距離で勝負するタイプではないだけに、このスコアには価値を感じている。「御殿場コースでいいスコアが出せたのは本当にうれしいです。まだ自分の存在を示せると思えましたし、明日にもつながると思います」と田村は表情も明るい。

現在は連戦の真っただ中。7月末から続く試合日程をこなしながら、日本グランドシニア選手権へ向けてコンディションを整えている。

Image

「まずは健康ですね。今のところ背中も含めて大きな不安はありません。日本グランドまで続く長いスケジュールを何とか乗り切りたいです」。49歳でプロテストに合格し、50歳からシニアツアーに参戦。シニアツアーでは2勝をマークするなど、62歳となった今も戦い続けるベテランは、考えすぎないことの大切さも口にする。

「年を取るといろいろ考え過ぎてしまうんです。でもシンプルにプレーできるといいゴルフができますね」。そして、この日の結果は大きな励みになった。

まずは来月の日本グランドシニア選手権優勝に向けて大きなチャレンジが待っている。田村の挑戦は、健康維持があってこそ実現できること。「グランドシニアになっても、こうして大会で年齢カテゴリーを設けていただけることは本当に幸せです。まだ上達したいと思わせてくれる」。最上のゴルフ環境でつかんだ”グランドシニア優勝”タイトルは、体のケアを続けている田村にとって最良の薬になる。

Image